※写真は第3番&4番と第5番&6番
アーノルド(サー・マルコム)交響曲全集
全集として売っているわけではないと思うけどけど、NAXOSが1995~2000年にかけて、作曲者本人の監修により交響曲の全部をレコーディングしたもの。
第1番&2番
第3番&4番
第5番&6番
第7番&8番
第9番&作曲者へのインタビュー 合計5枚
の5枚からなっている。前回(018 補足)はアルウィンの交響曲についてまとめてみる、と書いたんだけど、前言撤回。私のレコード棚のアルウィンのそばに並んでいたにアーノルドについて先に片づけてしまいましょう。
アーノルド(サー・マルコム)イギリスの作曲家で1921生まれだからまだ生きているかもしれない。「クラッシク音楽事典」によれば「伝統的作風のうちにも精密で充実した書法を示す」などとある。
結論から言うと、「アカデミズム」というか、要は「お高く止まった」感じ。映画音楽では有名らしく、その反動が交響曲には来ているのかもしれないと邪推してしまう。ともかく聴いてて「グッ」とこないんだよね。
それにも関わらずいくら1枚1,000円でも5枚そろえるかね?と自分が不思議。買って初めて聴いた頃は良いと思っていたのかな?それとも「一揃えする」ことを優先させる収集癖がでたのか。
ちょっと良いと思ったのは、3番の第3楽章と6番の第3楽章くらいかな~。良くも悪くも下品?で聴いている人を楽しませようという部分は。
無調や12音などを使わない作曲家で前衛指向だったりすると、自然とバルトークっぽくなる傾向があるけど、まさにアーノルドにもそれが当てはまる。クールだから良いってもんじゃないだろ!と突っ込みたくなる。もっと自然にエンターテインメントとして、というか「受けを狙う」ことを、僕は求めたい!
ということで余りお勧めは出来ません。