ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

「ほったらかしキャンプ場」へ2泊3日でソロキャンプに行ってきました

 書くのが遅れてしまったんだけど、先々週の3月17日(火)~19(木)の2泊3日で、山梨県山梨市 (山梨は県庁所在地の甲府市とか甲州市甲斐市、そしてこの山梨市など、県外の人間にとって「どこにあるの?」という町が目白押し!) にある、「ほったらかしキャンプ場」でソロキャンプをしてきました。

 キャンプをやるのは2017年以来だから実に久々。

 昨年末にたまたまアニメ版の「ゆるキャン△」を観て、衝撃を受けたのがキャンプ再開のキッカケ。アニメ観たのがキッカケなんて60歳近い人間として大変恥ずかしいんだけど、もとい。

 「ゆるキャン△」の第1回って主人公の一人の女子高生が自転車で積める量の道具だけで、自転車に乗ってキャンプに行くじゃん。ご飯はカップヌードルだけ。

 これにはホント、衝撃受けた。

 私がキャンプを始めたのは2004年の夏だから16年前。私も最初、バイクで行っていたし、備長炭が着火しなくて往生したりしてた。

 それが繰り返しキャンプに行っているウチに、「これは便利」「これ持って行けば安心」的な道具がどんどん増えていき、あれもこれもと荷物の量がすごく増えちゃって、乗りものをバイクから車にした挙げ句、増えた荷物を積みこむのがメンドクサクなっちゃってキャンプに行かなくなってしまった(という面もあった)。

 が、女子高生が自転車で持って行ける範囲の荷物でキャンプに行く絵を見て、

 「ああ、私も初心に返らなければ」

 と素直に思えたんだよね。

 ということで、今年(2020年)の年始からコンパクトになることを前提としたキャンプ道具を集め出し、少し温かくなるであろう3月中旬にキャンプ場を予約した。もちろんコロナウイルス騒ぎがこんなに大きくなるとは想像もついていなかったが。

 なお今は、車もバイクも手放しているので、レンタカーで行くことになる。

 

■キャンプ場の印象

 山梨市役所のある甲府盆地の標高は340mほど。標高500m前後の有名?な「笛吹川フルーツ公園」の中を抜けてさらに上がって行くと標高700m弱くらいに「ほったらかし温泉」、そしてその先に「ほったらかしキャンプ場」がある。 ゆるキャン△」の聖地巡礼っぽくって恥ずかしいが、「ほったらかしキャンプ場」は原作連載当時には存在せず、アニメでも、先週終わった実写版でも別なキャンプ場に泊まっていたので良しとしましょう。

 何が言いたいのかと言えばかなり傾斜が急な山の上にあるキャンプ場ということ。

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 眺めは素晴らしく良い。私の泊まった「ハナレサイト」では、ほぼ正面に富士山が見えた。たぶんどのサイトでも見えるんじゃないかと思う。が、山の上で吹きっさらし状態なので風は強く感じる。

 スタッフはみんな若くてキモチがいい。価格もそれほど高くない(1泊3500円。山梨のキャンプ場にしては少し高いか)。サイトの地面は砂。良く整地してあって適度な堅さもありペグも打ちやすい。

 ただし大きな疑問が。このキャンプ場って持続可能?と。

 ともかく山の山頂付近から葡萄棚風にサイトを切り開いて作っていて、眺めが良いようにサイト下の木々は伐採されている。まだ木々が芽吹く季節じゃないから強く思ったのかもしれないけど「全体的に茶色い」。常時、重機を使って平らな面を作っている感じ。つまり大雨とか大地震とか起きたら、キャンプ場だけでなく、その下の方まで土砂崩れとか起きちゃわないのかな、という疑問である。

 もちろん今回、自分が泊まる、ことにはまったく不安はなかったが、そもそもこんなに浸食的?に作ってしまって良いの?長く続けられるの?と、お節介な不安を抱く。まあ、街の人間の意見に過ぎないけどさ。

 ちなみにキャンプはコロナ感染の三密条件から外れる遊びであるということもあり、サイトはほぼ満席状態。二連泊するキャンパーは少なかったけど。

 

■新しいタープ&テント

 以前は5m✕5mくらいの広いタープを使っていたが、グループでのキャンプなら、他の人の、より丈夫なものに入ればすむし、ソロなら大きすぎた。なのでLinkaxという聴いたことのないメーカー?の3m✕3mのタープをAmazonで買う。

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 ¥2,699とお安かったし、遮光性能も悪くなかった。

 が、①もちろんポールは付いていない②付属のロープは6本しかついていない(メインポールを立てることを考えれば8本は最低でも必要じゃん?)、③付属のロープは、たわみをなくしピンッと張るためのスライド留め器具(具体名を知らない)が金具でなくプラ製で強度に不安がある、といった明らかな欠点があり、ポールやらロープやらを揃えると1万円を超えた。まあ別売りポールは好きな色を選べるなど良い点もあるのだが。

 テントは「FIELDOOR フィールドキャンプドーム200」というもの。Amazonで¥8,570で購入。一人では大きいが、蚊帳状態でテントの両脇が開き風が抜けるという夏場のキャンプでは必須?の形状が実現していたので購入。初日の夜にそこそこの雨が降ったが、防水性は全く問題なかった。

 

■新しい焚き火台など

 今まで「Snow Peak 焚き火台L」という、良く薪が燃え作りもしっかりしているけど重たくてかさばるモノを使っていた。正直、私が持っているキャンプ道具の中でもっとも重たい。今回の「なるべくコンパクト」というコンセプトから外れるので、それは家に置いてきて、

・Snow Peak 焚き火台S バイク時代に使っていたもの

・ピコグリルもどき(新)

・無名のメッシュ焚き火台(新)

 の3つを持って行った。

 ちなみに、小さいグリル台(新)も持って行った。これは「焚き火台」にもなると説明書にはあったが、サイズ的に薪は入らないでしょ、という感じ。炭火グリルとして持参したので勘定に入れず。

 が、結局、キャンプ場で買った薪がごっつすぎてどれでも満足に焚き火が出来なかった。ずっと使っていた「Snow Peak 焚き火台L」は優秀で、少々薪がごっつくても焚き火が出来ていた。それを自分の焚き火能力だと過信していたね。鉈とかナイフとか持って行っていなかったので薪に加工もできず、今回はお手上げ。次回以降、改めてテストしてみるつもり。

 

■「ほったらかし温泉

 「ゆるキャン△」でおなじみの「ほったらかし温泉」は、すばらしい眺めの温泉。夜景も綺麗。

 ちなみに「こっちの湯」と「あっちの湯」があり、早朝・夜は新しい「あっちの湯」が開いている。どっちも入ったが、「こっちの湯」の洗い場は屋外だったり風が入りやすい場所だったりするので、きちんとカラダを洗う必要がある場合は「あっちの湯」を推薦します。眺望はどちらも良い。

 

笛吹川フルーツ公園

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 二日目(3/18)に行ってみましたが、まあ園内は開店休業状態。先週終わった実写版の「ゆるキャン△」とコラボしたパフェとかが食べられるはずだったカフェも休業。そもそも私はパフェとか食べない人間だけどね。

 

■最後に

 三日間とも快晴だったのは良かったけど、日焼け止めを忘れたので日に焼けてしまった。3月といえども山は紫外線強い!気をつけましょう。

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 音楽の話だけではなく、今後もキャンプリポートは書いて行くつもりなのでよろしくお願いします。