ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

フェルメール展を観に行くが・・・

真珠の耳飾りの少女

久々の書き込み。あいかわらず会社にも行けずプラプラしてます。

で、久々の美術館ネタ。

今日、東京都美術館で今やっている話題の?フェルメール展」を観に行く。前評判高し!30数点(ハッキリしないのは本人が描いたかどうか分からない作品があるから)のうち、7点も来るから(全37作として19%)。

12:30頃、都美術館に着く。当日券¥1,600なり。高い!入場しようかどうかすごく迷う。ミュージアムショップで絵はがきなど買い、それで帰ろうかとタバコ3本くらい吸うが、せっかく来たんだからと入場する。後悔するな、と思いつつ。

で、結果は・・・やっぱり後悔した。だいたいフェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」(写真)が来ていない!ダ・ヴィンチの展覧会で「モナリザ」がないようなモノ!ベートーベンの交響曲全集で第9がないようなモノ!!ビートルズのベストアルバムに「She Loves You」が入っていないようなモノ!!!

こんなんなら美術全集の「フェルメール」の巻を買った方がマシ、と思い、フェルメール展専門?のショップで小学館刊、西洋の巨匠5「フェルメール」(¥3,360円)を買って帰る。しかしこの本にもガッカリ。43歳で死んだ(当時としては特に若くして死んだわけではない)のになんで30数点しか作品が残ってないのかとか、どんな生涯を送ったのかとか(記録がなくて分からないんだろうけど)全然記述がなくて、変な!美術評論家の解説だかなんだかが非常に分かりにくく書いてあり(歴史的背景/時代背景/当時の風俗背景/当時の美術界の状況、などきちんと分けて書いて欲しい!)、同時代の画家の作品なども収録してあり(美術史を学ぶ人間が読むんじゃないんだからいらないんだよ、そんなの)、どれがフェルメールの作品かがよくわからん。

ということで合計¥5,000の出費もしたわりに得るモノの少なさに怒りを感じた今日でした。

あ~こんな事なら、最初にミュージアムショップで「真珠の耳飾りの少女」の絵はがきだけ買っただけで帰れば良かった(そう、この展覧会では来てもいないのに都美術館全体のミュージアムショップでは古今の名作として売ってるんだよね)。

後悔先に立たず。