ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

バルサの黄昏は続く

メッシ081001

久々の更新なんだけど暗い話題。

ご贔屓のチームが黄昏れてゆくのはつらいもんである。

昨夜のチャンピオンリーグ、シャフタールvsバルセロナを観ていて、結果は交代出場のメッシが2点取って逆転勝ちだったけど、試合内容はさみしいモノだった。かえって昨シーズンから続くバルサの黄昏がハッキリした内容だったと言えよう。

まずチーム編成およびシステムに問題がある。結論から言えば今のバルサの攻撃的ボランチの後ろにアンカーを置いて、トップ下を置かない4-3-3のシステムは、ライカールト政権の1年目に、ロナウジーニョをいかに効果的に使うか、という試行錯誤の上に出来上がったもんで、決してシステムとして常に優れているという訳ではないと思う。従ってロニー全盛期が終わるとともにバルサも勝てなくなったわけだ。

よってチーム編成およびシステムを考える時、システムを変えないなら全盛期のロニーの代わりになるような選手を連れてくる必要があるんだけど、ハッキリ言ってそんな選手どこにもいない!となると柔軟性を持ってシステムを変える必要がある。

ところが今期のバルサはシステムも変えず、しかも定見があるとは思えないような選手補強をした。たとえばセビージャから獲得したケイタ。すばらしいボランチだと思うけど、デコの代わりになるような選手じゃない。4-2-3-1や4-4-2の2ボランチで能力を発揮する、どちらかというと守備6攻撃4の選手だと思うんだけど、昨夜の試合では無理矢理デコのポジションで使っていた。

そしてかわいそうなアンリ。4-3-3のセンターや左ウイングで使う選手じゃない。2トップ、しかもパートナーはセカンドストライカータイプのフォワードじゃなきゃ活きない。昨シーズンから分かっているのに、今年も居場所がなさそうにしている。

グアルディオラは選手に合わせてシステムを変えなければイカンと思う。それまで悲しいけどバルサの黄昏は続くであろう。