ハトコのたわ言

DTMで作った自作の紹介と技術的な諸問題について、また趣味の映画鑑賞・サッカー観戦・キャンプ活動・オートバイ・自転車・カメラについても書いて行きます。

「展覧会 岡本太郎」と「ピカソとその時代~ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を観に行く

Blogを書くのを中断した2009年以前は、割にいろいろな美術展を観に行っていたが、会社をリタイアした2010年以降、(旅先以外では)美術館に余り行かなくなった。

東京で開催されるメジャーな美術展って、ともかく混む

50歳前にリタイアしていた当時の自分としては、週末を避けて平日に行けるようになった。平日なら空いていると思って行ってみたら・・・平日でもかなり混んでいた。10年前くらいの話だけど、どの美術展に行っても私より一世代以上上の、いわゆる「団塊の世代」(「全共闘世代」という方が正しいかな?ざっくり1940年代生まれの人たち)の、会社をリタイアした人たちで混み混みでだった。

私は人混みがかなりキライだ(好きな人いるのか?)。

なのでここ10年くらい東京で開かれる美術展に行く事はなかったんだけど、一昨年あたりから山田五郎さんのYouTubeオトナの教養講座を観だした影響と、コロナ禍の影響でメジャーな美術展はちゃんと入場制限がかかっている(予約制になっている)ので、ムチャクチャに混むこともないだろうと思って、この秋から、またいろいろ美術展に行くようになった。

 

ということで、まずは11月4日(金)に、東京都美術館に観に行った「展覧会 岡本太郎について。

コロナで重症になりやすい「団塊の世代」の人たちの足が鈍ってきているのか、単純に年老いて外出しなくなってきているのかどうかは分からないけど、10年前に比べると自分よりお年を召した方々は少なくなった印象。

11/4は飛び石連休のなか日だったけど、嫌になるほどは混んでなくて、来場者も若い層の比率が多くて不思議と気分が上がった。

岡本太郎は、私たちの世代(1960年代生まれ)にとって、「芸術家」というより「芸術家のパロディ」みたいな取り上げ方もされてたイメージが強いけど(言動がものまね芸人によってものまねされる対象!今考えるとすごいことだが/今現在、そんな大きな存在のアーティストはいない)、まとめて作品を見るとやっぱり心を揺さぶられる。

特に立体物(彫刻のジャンル?)は凄い。

そしてポップ。若い人が多く見に来ているのも納得。

日本にある岡本太郎の作品って、岡本太郎記念館(南青山)と川崎市岡本太郎美術館のほぼほぼ2館にあるようで、その2大コレクションをまとめて1箇所で観られる、中々パワフルな美術展だった。

12.28まで開催されているのでかなりお勧め。

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次に紹介するのは国立西洋美術館で開催中の「ピカソとその時代~ベルリン国立ベルググリューン美術館展

国立西洋美術館東京都美術館と同じ上野公園にあるので、11/4、岡本太郎展と続けて観ても良かったんだけど、印象が混ざると良くないと思い間[あいだ]を空けて、昨日11月25日(金)に観に行った(間がかなり空いちゃったのは、その間コロナに罹ってしまったため。私の場合ちょっと回復に手間取って2週間以上体調不良が続いた。まあ、それはまた別の話)

ピカソとクレーが半分ずつくらいで後はブラックとかが数点ずつ。「ピカソとその時代」という看板にはちょっと偽りありじゃね、と正直思ったな。

そしてピカソは「これぞ!」という作品は数点。

クレーは小品ばかり(私のクレーへの知識が足りないからそう思うのかもしれないが)。

入館料2,100円はちょっとお高いかな~、コスパ良くないな~、というのが正直な感想。

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前述の通り、しばらく美術館に行っていなかったので、国立西洋美術館にいったついでに常設展も観てみる(企画展の観覧券があればタダで観れるので)。

山田先輩(面識はないけど私にとってはリアルに大学の先輩だったりする)のYouTubeに出てきた作家の作品(マネ先輩、モネ後輩、セザンヌルノワールベルト・モリゾなどなど印象派とその周辺の人々の作品や、ラファエル前派のジョン・エヴァレット・ミレイのカワイイ女の子の絵とか、ロセッティの運命の女的な絵とか、さらにはエル・グレコまで)が、数点ずつだけどあったりして中々に楽しめた。

が、今、国立西洋美術館の所蔵作品を検索出来るHPを見たら、クールベ先輩の作品は9点も所蔵しているのに、半数以下の4点しか常設展に展示されていない。モネ後輩に至っては18点も持っている10点くらい。確かに展示するスペースが足りないと言えば足りないが、せっかく持っている作品を展示しない意味は?貸し出してるの?すごく疑問に思ったのだった。

正直、森保監督は今でも好きではないけれど、認めざるを得ない結果。奇跡に近いドイツ戦勝利。

https://www.jleague.jp/news/article/23909/

昨夜のW杯グループリーグ初戦の日本✕ドイツ戦。「最高でも引き分け、下手すりゃ大差でボロ負け」くらいに思っていたので、逆転後の15分くらいはひっくり返されそうで怖々観ていた。そんな中でも日本代表はきっちり勝利。信じられない。

まずはおめでとうございます!正直、あなた方の事を見くびりすぎていました。

特に森保監督については本当に見くびっていた。というか、今でも支持はしていない。その理由については、下記に詳しく書いたが、

second-cousin-s-project.hateblo.jp

1)賭に出られない

2)記者会見がつまらなすぎる

3)上意下達の中間管理職っぽい振る舞いが不快

の3つの理由をあげた。

2、と3については意見は変わらないので、今でも支持はしていない。しかし、1)賭に出ない、については間違っていた。東京オリンピックの結果から「この人は一か八かの賭に出られない。その勇気がない」と批判した。

が、昨夜の試合、後半の立ち上がりから4バックから3バック(5バック?)にシステムを変更。逆転時には浅野、南野、堂安、三笘、伊東、鎌田と6人ものオフェンスな選手をピッチに送り出していた。

まさにギャンブル。勇気ある決断だった。賭に出て、賭に勝った。

脱帽である。

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ということで今後の展開に期待が持てる。だがまだ完全には信頼していないのも事実。東京オリンピックでは失敗したミッション、選手をきちっとローテーションさせなければいけない。

失敗したら昨日の勝利も無駄になってしまう。

引き続き、勇気と深い洞察力を持ってガンバレ、としか言いようがない。

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しかしドイツの後半の失速ぶりには驚かされた。

日本:ドイツのシュート数を前後半で比べると、

前半 シュート数 01:14 うち枠内シュート 0:5

後半 シュート数 11:12 うち枠内シュート 4:4

シュート数だけ見れば後半は互角の戦いをしていたと言える。

日本の3バック(5バック)へのシステム変更が効いた、と言えるが、観ていて「ドイツはすぐに対応してくるだろうから早く点を決めないと」とハラハラしていた。

が、なぜかドイツは有効な手が打てない。さらなる攻撃的な選手を投入してゆく日本を突き放せない。突き放せないどころか逆転を喰らってしまった。

コンディションが良くなかったのか、ピークを第3戦以降に持って来ていたのか、ドイツの後半のデキの悪さちょっと驚きであった。とても優勝候補とは言えないな~というのが正直な感想。実は決め手に欠けるのが今のドイツ代表の姿なのかもしれない。

ついに中村俊輔現役引退。彼のどういうプレーが凄かったのか(FK以外で!)

https://www.chunichi.co.jp/article/569046 中日スポーツwebからの引用

ついに来るべき時が来てしまった感じ。2022年10月23日(日)、対熊本ロアッソ戦をもって、中村俊輔君が現役を引退してしまった。

1962年生まれの私からしたら、1978年生まれの彼は16歳も年下。なのでプロデビュー前(アンダー世代)から活躍は聞いていたし、Jリーグ発足以来、好きなチームだった(残念ながら過去形)横浜マリノス(現在のFマリノス)に入ってからはずっと彼のファンだった。

というか私の日本人選手でのイチオシは、木村和司井原正巳と続いてたんだけど、2000年のシーズンに井原がマリノスを追い出されてしまった以降、(数年前まで)ずっと俊輔君がイチオシ選手でありつづけた。

さて、私がスタジアムで実際に観た思い出を語ろうと思うんだけど、その前に。

俊輔選手の引退発表から10日間くらいたったかな、いろんなことが語られているけど、まあ直接FKのゴール(特にCLでのマンチェスターUからの2ゴール)に偏っていたと思う。

確かに凄かった。サッカーの試合の中で、FK切り取りやすく(流れの中の得点だったら、どこから話をスタートするのか難しい)言語化しやすく(主な駆け引きの相手はGK。プロスポーツが相撲や野球から始まっているこの国のスポーツジャーナリズムの枠組みに収まりやすい)、そして短い尺で説得力のある画が作れる。

が、だ。

試合全体での俊輔君の凄さはそれだけでは全くない。

①広く深い視野②正確さとパワーを兼ねそろえた左足のキック、そして③深い切り返し、の3つが一人の選手に備わっている、奇跡のような選手が中村俊輔君だと思って私は観て、楽しませてもらった。

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①広く深い視野②正確さとパワーを兼ねそろえた左足のキックは、ある意味、兼ねそろえないと意味がない能力なのかもしれない。どんな視野が広くて深くても、そこにボールを正確に届けられなければ意味がない(もちろん、広くて深い視野があったから、キックのチカラを磨く気持ちになれたのかもしれないけど)

糸を引くようなボールで、対角線上に長いサイドチェンジを蹴って相手陣形を崩して行く俊輔君は凄くカッコ良かった。特にスタジアムの高い席で観ていると、まさに「俯瞰で観ている」ようなプレーだね。

同時期に活躍していた(時もあった)中田英寿君が将棋の「飛車」で、俊輔君は「」の働き、だから上手く組み合わせればもっと代表は強くなるってあの頃はいつも思っていた。

で、③深い切り返し。若い頃はゴールに近い位置で決定的な仕事をするためにやっていたけど、30歳を超えてからは、切り返しながら、主に相手のスキを窺い、中盤でタメを作り、仲間を動かすために使っていたと思う。

横浜FCに移籍してきてから映像で観たプレーでは、この③深い切り返しの敏捷性?が落ちてきていたのか、それで相手をカワセなくなってきていて、「ああ、俊輔君もいよいよ引退か」と悲しくなったのを憶えてている。

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若い頃にはキーパーをあざ笑うかのようなループシュートとかの得意技もあった。

その俊輔君も44歳で引退。

良い指導者になって欲しいと心から願う。

2022/07/11 映画『ゆるキャン△』を観て/大泉のシネコン(T・ジョイ SEIBU 大泉)の感想

Blog休止中に観た映画についての感想シリーズ第3弾。

以下ネタバレあります。

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大泉のシネコンへ映画『ゆるキャン△』を観に行く。う~ん、これは本当に書いていて本当に恥ずかしい。

しかし。

ゆるキャン△」(TVアニメが初見)は、一時止めていたキャンプ活動にヒロシのYouTubeとともに私を再び誘(いざな)った作品なので(高校生の女の子が自転車を漕いでキャンプに行く姿に衝撃を受けた/荷物がどんどん増えてキャンプに行くのが面倒くさくなった自分を反省)、ある意味リスペクトしているんだよね。まあ「大きいお友達」のための作品でもあるので、観に行くのすら非常に恥ずかしいんだけど・・・

え~と、作品としては良かったと思う。ただし、皆で作ったあのキャンプ場、誰が運営して行くのか、立ち上げよりそっちの方が大変そうであり、そういうことに目くじら立てるような作品ではないのかもしれないけど、その辺も描いて欲しい。というかお金の話も含めて知りたいところだよね(そういう作品があっても良いくらいいろいろあるだろうと推測できる)

主題歌/エンディングテーマも、TVアニメと同じ人が歌ってるし、全体のトーンはまったくTVアニメと同じ。それは凄く良いんだけども・・・映画館で観させる必要あった???というのが最大の疑問。作り手にとっては売り上げ増とかの目的があるんだろうけど、観る方からしてみれば普通に1クールくらいのアニメになった方が、上記の「経営」の話とか詳しく出来て良いのでは、と。

あと、別に大人になって、それぞれみんな進む方向が違っても、またみんなでキャンプに行って楽しめればいいだけの話であるような、身も蓋もない感想も持ったな。逆に私みたいにじいさんになって、時間の余裕が出来た後の方が、同じ趣味の人たちで色んな事が出来るような気がしてた。

映画になって凄く動画のクオリティが上がったというわけでもなく(というかTVもレベル高かった)、話の内容自体はそこそこ面白いので、映画館でないと通して見れないわけでもない(映画館での強要効果は不必要)。なので、映画館で見る必要が感じられなかったというわけ。DVDとか配信系で家のTVサイズで観るのでも十分・・・まあ待たずに見れたことが良いことかもしれないけど。映画館でいろいろお土産?もらったから文句はないが。
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さて大泉のシネコン(T・ジョイ SEIBU 大泉)には初めて行った。

東映の撮影所(大泉撮影所)の跡地(今もスタジオはあるが、敷地をかなり切り売りしている)にある、実は由緒正しいものであった。だからその前の道を「東映通り」というそうな。

で、シネコンの前はLIVIN(ほぼ西友)が入っているショッピングモール。ちょっと古くて汚くなりつつあるような感じ。出来た当初は建物の外側についているスケルトンのエスカレーターがカッコ良かったらしいが・・・あと4Fのレストラン街は、コロナ影響もアリ、中々の寂れ具合。駅からもちょっと遠いので、微妙な感じ。

映画館自体もちょっとくたびれ気味で、男子トイレの大の方は6つくらいのうち2つは使えなくなっていた。残念。

ちなみに西東京市の自宅からそこそこ近い。が、逆に近すぎる。距離的にも8kmしかなく、アップダウンもほぼないので自転車で行くと運動にならず。

今回と同じく、ここでしかやっていない映画を観る以外は今後来る事はないだろう。

2022/07/08 「エルヴィス」を観て

Blog休止中に観た映画についての感想シリーズ第2弾。

以下ネタバレあります。

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立川の「シネマシティ」に「エルヴィス」を観に行く。

前評価はそこそこ良かったが、

感想その①『制作者側の表現意欲というか、「センス出してやろう」「オレっぽくやってやろう」とかいう意思が空回り気味で、ちょっとウザイ』

画像処理とか音楽のエフェクトとか凝ってはいるんだけど、正直、過剰で鼻につく。ちゃんと1曲聴かせてくれない場合が多すぎる。なので、

感想その②『結局、エルヴィスってどんな人だったの?そして何を目指していたの?というのが良く分からず、鑑賞後感がどんよりする』

もっとシンプルに描けば良いのに、と素直に思う。ともかくエルヴィスがどういうアーティストでなにを目指していたの?とかよく分からない。

感想その③トム・ハンクス演じるところの悪徳マネージャー「大佐」の物語の描き方が中途半端』

天才モーツアルトと凡才サリエリ(モーツアルトが優れている事は分かる、という意味では才能あるが、到底その域にはたどり着けない、と言う意味では凡人)の対比で描かれたアマデウスは、サリエリ側に観客が着いて観る(感情移入して観る)ことが一応可能だった。

が、この「エルヴィス」は、大佐についていくら描いたって、彼側から着いて観る=彼に感情移入して観ることは不可能。「悪人」っぷりが半端でなく、観ていて不愉快になってくる。大佐は本質的なビジネスの才すらなく、それでいてエルヴィスと自分が横並びであるみたいな自意識過剰さ、不遜さがあると描かれている。

この映画上、存在感が非常にある。が、それは過剰すぎる。エルヴィスの音楽的な本質を描くのに不可避な存在であったのか、非常に疑問である。結局、壮大なスケールで描かれているけど、つまるところ長いゴシップ記事を読まされている感じになってしまう。

結局の所、時代が流れた後、生き残るのはプレスリーの音楽でありパフォーマンスである。大佐がどういう人だったかとかは関係ない。

それが本質であり、ちゃんと描いて再現して欲しいところである。そしてそこがキチンと描かれていないのがこの映画に対する最大の不満である。

Queen(とフレディー・マーキュリー)の映画ボヘミアン・ラプソディが非常に良かったのは、Queenの音楽が現在のデジタル技術により、まるで本当のLiveを観ているかのような音質でよみがえった所にあると私は思っているんだけど、この映画は、最初に書いたように、制作者側の過剰な表現意欲からか、ちゃんと曲をフルで聴かせてくれない。ガッカリである。

ゴシップ部分は、ほんとにもうドウデモ良いのである。

逆にカレのファッションについては、二世代くらい下の我々(1962年生まれの私たち)にとってみれば、(私の多感な頃には既に)ダサさのアイコンであり、パロディの対象だったわけだから、その元の形を比較的きちっと描かれていたのは良かった(ファッションは詳しくないのできちっと描いたように見えたのかもしれないが)。

あと、この映画、無駄に長い。映画館でなければ全て観きれない映画である(悪い意味で)。

悪口に終始することになったが、良いところも少なく、まあ会員割引の料金1000円分楽しめたかどうか微妙なライン。もうちょっと何とかなって欲しかった。プレスリーの音楽を聴くことは今後も大いにいありえるが、この映画を観直すことはないだろう。

2022/05/24 「シン・ウルトラマン」を観て

        

Blogをお休みしていた間に観た映画についての感想を別途まとめていたので、何回か連続でアップすることにした。

以下ネタバレあります。

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立川の「シネマシティ」に「シン・ウルトラマン」を観に行く。

このシネコンは、①会員価格が安い(千円ポッキリ)、西東京市の自宅から自転車で行くと体を動かすのにほど良い遠さ(片道15km弱)、③ともかく音響が良いスクリーンがある(今回のは「極爆」=極上爆音上映だそうだ)、ので映画はここで観ることが多い。

それはさておき、まず言いたいのは「シン・ウルトラマン」観に行く、というのは初老の男にとっては非常に恥ずかしいフレーズであること。「シン・ゴジラ」はそんなに恥ずかしくはなかったが「シン・ウルトラマン」はちょっと恥ずかしい。「ゴジラ」は映画由来だけど「ウルトラマン」はテレビ由来で、残念ながら格落ちのイメージがあるし、もろに「子供向けの作品」由来でいい大人がが観るもんじゃない、という忌避感がある。「ウルトラマンは正義の味方」というパブリックイメージも子供向けの作品感を強調してしまうし。

それは実際の作品を見終えた評価とは違う。

しかし、観た後に同年代の友人に勧めるか、と訊かれればシン・ゴジラほどは勧めないだろうな、と思う。やっぱりゴジラ「避けられない厄災」のメタファーという思想的な「深さ」が存在するけど、「ウルトラマン」は宇宙人であるウルトラマンが人類の味方をして助けてくれる不自然さというか思想的な「浅さ」が物語の核心にやっぱりあるので、ある程度以上の作品には出来ないと予想されちゃうので。

で、そこは予想通りだった。ハードSF作品としての理由付けはちゃんとしているけど、やっぱり不自然さが拭えない、ウルトラマンが人類に肩入れしてくれる事自体が。いっそのこと、多神教の神様の一人、であるならギリシャ神話とか北欧神話体系に当てはめて少しは深い意味づけが出来そうなのかもしれないし、さらにキリスト教的な「神の不在」の話にするみたいな展開もあるのかもしれない。けど、やっぱりそうしちゃうと「ウルトラマン」じゃなくなっちゃう。

そういう根っこにある不自然さは拭いきれないけど、そこをスルーしてしまえば、基本楽しめる映画

特に「極爆」音響で観ると腹から伝わる、音というより振動が、破壊と格闘の迫力を倍増させる。やっぱり怪獣映画の醍醐味は人の営みを蹂躙し破壊しまくることにこそにあると言えよう(残念ながら「ウルトラマン」が人類側に付いて最悪の破壊が避けられてしまうので、そこも「シン・ゴジラ」に劣ってしまうが)。

なので、ゾフィーが出てきてからゼットンのくだりにゆく部分は確かにテンポが落ちる。というか破壊と格闘が少なくなるのでちょっと退屈かも。いろいろ理屈が捏ねられ、ハードSFとしてそれなりのつじつまは合わせているが、心の底から納得させられた、というわけでもないし。

あと気になったのは長澤まさみのシーン。サイゾーに「セクハラ演出」とか書かれていたが、まるでアニメの「サービスカット」のような扱いをされていて、それはアニメの文脈なら許されるかもしれないけど実体のある女性でああいうのを描かれると確かに引く。長澤まさみの巨大化はオリジナルの33話でフジアキコ隊員が巨大化するシーンのオマージュ?だと理解するけど、元ネタ知っていても正直引く。

あと、冒頭で「こりゃないわ」と思ったのは、斎藤工演じる神永が指揮所を走り出て子供を救いに行くシーン。現場を取り仕切るスタッフの、それもナンバー2が、唐突に指揮所を出て行ってはいけない、絶対に。周りに自衛隊「兵隊」さんがたくさんいるんだから、そういう人を派遣しなきゃ、と即座にツッコみたくなった。兵隊さんならちゃんとヘルメットしてるから死ななくても済んだかもしれないし、というかそれ以前に、現場でもそれぞれに役割分担あるから。そりゃ人を救うために神永が死なないとニンゲンにウルトラマンが宿る、という基本設定が成り立たなくなってしまうのはわかるけど、もう少し丁寧にというかつじつまが合う物語を作るべきではと思ったな、さすがに。

なので冒頭から「先が思いやられる」と悲観したけど、まあそういうレベルの話が出てこざるを得ない枠組みの物語であることも理解したので、期待しすぎないように覚悟が出来る?シーンでもあったと言えよう。

ちなみに昼間の15時過ぎのスタートの回で観たが、2~300席くらいのデカいホールで客入りは4割くらい。平日昼間にしてはそこそこ入っていたイメージ。客層は老若男女あまり偏りなかった(子供は平日昼間なのでほぼいなかったが)。意外にちょっと尖ったセンスの服を着た若い女性(ハイ・ブランドで固めた感じではなく、かといって奇抜でもない、でも落ち着いた感じでもない、詳しくないのでなんとも言えないけど趣味良い感じ)が、何人も見に来ていてびっくりする。これは「シン・ゴジラ」の上映時には見なかった光景。主役の斎藤工(中々上手い)とか、西島秀俊(この役ではイマイチ)とか、山本耕史(メフィラス星人、演技とキャラがピッタリですばらしい!まさに怪演!)とか、いわゆるイケメン?(それは斎藤工だけか?)がたくさん出ていたからか? あと重要な役だったけど、演技が空回り気味でいまひとつだった有岡大貴という彼。映画を観た後に調べたらジャニーズ事務所の人だった。ここでジャニタレ保険掛けてレベルを下げる? 正直、かなり疑問な配役。

う~ん。全体的に悪口っぽくなってしまったが、トータルで言えば千円分は確実に楽しませてくれたとは思う。

「カネタタキ」に悩まされる

数日前から異音に悩まされていた。

キッ、キッ、キッ・・・」というか「キュッ、キュッ、キュッ・・・」というか、金属がこすれるような音が、昼も夜も時々鳴っている。

機械的で正確なリズムを刻む音が5連続とか10連続とかで聴こえる。

最初は、この夏、ほぼつけっぱなしで、フル稼働していたエアコンのどこかが傷んでこの異音を出しているとばっかり思っていた。まあ本格的に故障しているとは思えないのでしばらく放っておこうと・・・。

だが徐々にこの音が強く鳴り始め、ついに昨日くらいから本格的に気になりだした。

エアコンの取説を読んだが、メンテナンス(エアコンの掃除とか)で直る項目には入っていない。

故障だとすると修理を呼ばなければいけない。お金がかかる・・・

何か手はないかとNetで調べると「虫が鳴いている場合がたまにある」とある。見分けるためにはエアコンの電源コンセントを抜いてみて、それでも鳴るようだったら「虫が鳴いているか、あなたの幻聴か」などと物騒な事も書いてあった(Yahoo!知恵袋に!)。

なるほど、エアコンはリモコンで停止しても、自分で内部をクリーニングするためにしばらく動いている場合がある。電源コンセントを抜けばそういった自動で動くことはアリエナイ。

ということで抜いてみたら・・・でも「キュッ、キュッ、キュッ・・・」という音がやっぱり鳴り出した。「幻聴?」と少々ビビるが、スマホで録音してもちゃんと?鳴っている。物理的に鳴っているので幻聴ではない。少なくともエアコンの故障ではないことは確定した。

ということは虫が鳴いている?

ということで検索したら・・・出てきました!

www.youtube.com

www.akimushi.com

ともかく屋根裏にでも潜んでいるのか、影も形も見つからないから虫が鳴いているとは想像もしてなかった。

が、音はそっくり。というかそのもの。上の動画をスピーカーから流すと、たまに室内のどこかで鳴き返してくることもあり、確信できた。

YouTubeのコメントを読むと、みんな困っていたようだ。子供の頃、私は「昆虫博士」などと呼ばれていたけど、この虫の事は全く聞いた事がなかった。

 

ということで原因はわかったが、残念ながら退治には至らず。「ごきぶりホイホイ」で捕まえられるとかNetにはあったが、屋根裏にしかけるもの大仰すぎる。

残念ながら寿命が来るまで待つしかない。幸いにして迷い込んだのは一匹だけのようだから。

コロナの濃厚接触者になって自宅待機を続けていたから余計に気になったのかもしれないがそれも今日まで。最終日に原因が分かってスッキリしたことで良しとするしかない。