ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

「ふもとっぱら」キャンプ場へ2泊3日でソロキャンプに行ってきました

 書くのが遅れてしまいましたが、先々週の10月29日(木)~31(土)の2泊3日で、静岡県富士宮市にある、「ふもっとっぱら」キャンプ場でソロキャンプをしてきました。「ゆるキャン△」にも出てきた、富士山の裾野にある有名で広大なキャンプ場。

 下の写真は最終日(10/31)の昼に撮った写真ですが、遮るものが全くない状態の富士山がど~んと目の前に広がる素晴らしい眺め!1000組以上泊まれるであろう広大な敷地(今はコロナ禍なので制限をしていると思われます)。ともかくチマチマしてなくてキモチいいキャンプ場でした。

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 土日は予約取りにくいようですが、平日だったので1週間前でも予約可能でした。今のシーズン、平日だとキャンプ場内のお風呂は開いてなく、近くの温泉(「あさぎり温泉 風の湯」)までは10kmくらい。東京の人間としては「ちょっと遠いかな」と感じる距離なのが玉に瑕なくらいで、トイレもキレイだったし、宿泊代も1泊、車+1人分で3000円ぽっきりと安かったし、天気が良く、混雑していない時に行くには最高クラスのキャンプ場だと思いました。

 そう、天気が良く、というのが重要で、10/30(金)の夜は、夜半まで強風が吹き荒れたので、焚き火は中止して、タープも撤収。翌朝はほぼ0°まで気温が下がり霜も降りるなど寒くて結構シンドかったですが、強風で雲が吹き飛ばされたのか?富士山から昇る朝日をばっちり見ることが出来ました! 感動した!

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 正直、リピーターになると思います。

DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (4)英語DBで日本語を歌わせたら[N@]でシステム崩壊の危機

<前項目DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (3)英語ライブラリで日本語を歌わせるためにVOCALOID Editor4.0を経由するの続き>

 

VOCALOIDの過去の音声ライブラリ(VOCALOID2.0用で32bit環境)のPrima/TonioをWin10+64bit環境で使う環境がそろい(Cakewalk by BandLab+Piaporo Stadio)、 Piaporo Stadioは英語辞書機能を持っていない問題は、たまたま買っていたVOCALOID Editor4.0にあった英語辞書に類似日本語発音を登録することで対応できた、というのが前回までの話。

 


「君の髪があやしく絡まりうねる」(2018/2019/2020)【オリジナル】

実例で言えば、上記の曲の出だしの歌詞、「よいやみにじんだ」に対して、ローマ字書きして「YOIYAMI NIJINDA」と入力してもYOIYAMIなんて英単語は存在しないので、歌ってくれないわけです。

なので、カナに対応する英単語

「よ」→yo 「い」→i 「や」→ya 「み」→mi

の「yo」「i」「ya」「mi」の各音節のローマ字綴りを英単語と見立てて、日本語の50音分(だけでなく、「ぎゃ」とかそういう日本語でありえる音節全部に対して)それぞれに発音記号をVOCALOID Editor4.0の英語辞書に登録しておけば、ローマ字を流し込むと、自動的に

yo→[j O:] i→[i:] ya→[j V] mi→[m i:]

と日本語発音に近い英語発音に置き換えてくれるのです。

カナをローマ字に置き換える機能はVOCALOIDにはないので(日本語DBに日本語で歌わせたり、英語DBに英語で歌わせる、普通の場合には全く必要のない機能だからアタリマエか)、自分でちょっとした置き換えるスクリプトとか(私はファイルメーカーを使いましたが)を書く必要があるんですが、まあそれは置いといて。

 

問題は日本語にあって英語にない発音をどうするか。まあ、日本語の発音(音素)は少ないので、だいたい英語にはあるんですが、

「つ」はない。これはダメを承知で[tS u:]とすると似て聞こえなくもない。

「ん」もない。

そもそも日本語で「ん」と書かれる文字の発音は実は何種類もある、という問題を置いておいても、母音はないけど「ん」は音節として1音分歌わせる必要があります。

「ん」→nn いう英単語に置き換え、nnの発音を、

nn→[N@]

と辞書登録しました。「ん」の発音は[N@]、というのがなぜか私の古い資料にあった(たぶんVOCALOID Editor2.0を使っていたときの資料?)からなのですが・・・

結論から言えば、これが深刻なシステムエラーの原因となったとはその時点では全く分かりませんでした。

 

昨年の10月末から「君の髪があやしく絡まりうねる」の制作を再開。予定通り、Tonioで歌って貰えるよう、歌詞を上記の手順でVOCALOID Editor4.0で英語発音に書き換え、そのファイルをPiaporo Stadioに読み込み、Cakewalk by BandLab+Piaporo Stadioという新システムで使ってみたのですが・・・動作が非常に不安定、というかPCにかなりのダメージを喰らわせるたぐいのシステムエラーを起こしたのでした。Cakewalkの中でVSTのPiaporo Stadioが落ちるとか、Cakewalkそのものが落ちるとかいうヤワな落ち方ではなく、ちょっと使うとPC本体がいきなり落ちる!

PC自体を再起動しないとウントモスントモいわない状況になるわ、問答無用で落ちるので再起動するたび「Safeモードで起動しますか」的な深刻げな表示が出るてくるわ、不安いっぱい。

それからはまさに悪戦苦闘状態

Cakewalkの負荷を減らすため先にオケ部分をレコーディングしたり、レイテンシを最大限にしたり、DAWソフトに問題あるのかもしれないとCakewalkを諦めてStudio One Artist Piapro Edition(巡音ルカについている)をわざわざインストールしてそこでやってみたり、さらにはインストールだけしていたCubeseでやってもダメ、ハードウエアの問題かもしれないとDACを別なモノにしてもダメ。何度も深刻げなハングアップを喰らい続けた。

ついに万策尽きたか・・・

投資した額(Tonioだけでも1万)が無駄になっただけでなく、このままだと慣れ親しんだPrimaも二度と歌ってくれない。

が、ふと気づく。

どの場合でも「ん」を歌ったところでハングってない?

発音記号を[n]で修正してみる。やった!ハングらない!

1曲通してチェックする・・・問題ない!

一方的に押されていたのにロングカウンターで逆転ゴールを決めた感じ。

正直、私は諦めるのが割に早い人間だけど、今回は諦めずに良かった。

これでしばらく(最低5年くらいかな?)は楽しめることが確定した。

 

が、そもそも自らDTMシステムの移行なんて望んでないわけだし。

発音記号に[N@]と入れるだけでこんな深刻げなシステムエラーが起きるなんて普通、想像つかないし。

 

ブログを再開した最大の理由でもあり、長々と、4回に分けて書いてきたのは、この一年前の「不条理で理不尽な出来事」に対する怒りが未だ消えていないからと言えます。

ともかくVOCALOIDの英語ライブラリの発音記号に[N@]は絶対に入れてはいけない

ということは、他の方の役に立つかもしれないのでNet上に書き残しておきたかったという理由もあります。まあ私みたいなマイナーなことをしている人がどこまでいるかは疑問ですが。

<このシリーズ、次回で終わります>

DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (3)英語ライブラリで日本語を歌わせるためにVOCALOID Editor4.0を経由する

<前項目DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (2)Win10+64bit環境で、VOCALOID2.0の歌手に歌ってもらうにはの続き>

 

さて、昨年(2019年)8月中旬に、VOCALOIDの過去の音声ライブラリのPrimaTonioをWin10+64bit環境で使うために、クリプトン・フューチャー・メディアPiaporo StadioというVOCALOID用のエディタを使えば、VSTインストゥルメントとしてVocaloid2.0の音声ライブラリをVocaloid3.0以降の64bit用のライブラリに変換してCakewalk上で使用できることが判明、そのPiaporo Stadio入手のためバンドルして付いている「巡音ルカV4X」を購入、ところが巡音ルカの歌声が良くて、Prima/Tonioを使い込む前に、巡音ルカで1曲つくることになった、というのが前回の話。


「いつまでも続く、透き通ったしらべに」(2014/2019) Second Cousin's Light Orchestra feat. 巡音ルカ【オリジナル】

既にインストの曲として出来ているとは言え、①新しい環境(Win10+64bit+Cakewalk by BandLab)で作業するのは初めて、②日本語の音声ライブラリでVOCALOIDの曲を作るのも初めて、③そもそも歌詞を書くのが嫌い、などと悪条件も重なり、8月下旬から始まった作業が終わったのは10月末(YouTubeにアップしたのは大滝詠一さんの七回忌にあたる12月)。

 

ということで2019年10月末から、それまでペンディングにしていた楽曲


「君の髪があやしく絡まりうねる」(2018/2019/2020)【オリジナル】

結局自分で歌うには難しすぎたこの曲をTonioに歌わせる作業に入りました。

 

最初に直面した問題は、Piaporo Stadioは英語辞書を持っていないこと。

日本語ライブラリであれば、日本語(かな)を入れれば、それに応じたVOCALOID用の発音記号に変換してくれますが、英語ライブラリの場合、日本語をローマ字入力しても英語の発音にはなりません。

これは英語が表音文字のくせして発音と綴りがかけ離れている、という日本語話者からすればしょうもない問題に行き着きます(英語のaの発音はエーe、iの発音はアイーai、とかともかくメチャクチャ)。

そのため、VOCALOID用の英語辞書に、日本語「ふぁ」ならそのローマ字表記「fa」を英単語と見立ててそのVOCALOID用の発音記号を「f V」とする、というような辞書登録を日本語の50音分(だけでなく、「ぎゃ」とかそういう日本語でありえる音節全部に対して)作っておけば、日本語のローマ字に対応した英語の発音記号が設定されるのです。VOCALOID2.0時代はそうやって行っていたのですが・・・

Piaporo Stadioは英語辞書を持っていないので、この手法が使えない。

が、そこで思い出したのが前項目で無駄になったと思われたVOCALOID Editor4.0VSTインストゥルメントとして組み込めないので今後使うことはないだろうと思っていましたが、VOCALOID2.0には英語辞書がついていたから、4.0にも付いているであろうとチェックしてみると・・・やっぱり付いていた!

ということで、一旦、VOCALOID Editor4.0で、その英語辞書に、日本語のローマ字表記を英単語と見立ててそのVOCALOID用の発音記号を辞書登録してゆくという面倒くさい作業を行い(2.0で使っていた辞書はマシン移行の際に行方不明になってしまっていたため。実はここに危機的な問題が隠れていたのだが)、それから汎用MIDIデータで歌わせるメロディのデータをVOCALOID Editor4.0に読み込ませ、日本語ローマ字で歌詞を流し込み、Piaporo Stadioで使えるファイル形式で保存する。

これによりPiaporo Stadioで使える英語発音記号に置き換えることに成功。

新システムでTonioが歌う準備は整ったと思われた・・・これから最悪の事態が起こるとはこの時点では夢にも思っていませんでした。

<次回に続く>

DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (2)Win10+64bit環境で、VOCALOID2.0の歌手に歌ってもらうには

<前項目DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (1)まずは振り返りの続き>

 

さて、昨年の夏(2019年7月)、ようやっとWin10マシンに更新、64bit環境でのDTMシステム移行作業に入りました。

DAWは前述の通りCakewalk by BandLabを使える目処が立ち、Cubaseへの投資が無駄になってしまったものの、過去に作ったデータを継承して使えることになりました。

次なる課題は歌い手をどうするか

それまで4曲歌ってもらった(「亡きPrimaのための4つの歌」Second Cousin's Project 作品一覧参照)女性オペラ歌手風VOCALOIDの音源(音声ライブラリ)Primaを新環境でも歌わせたいし、君の髪があやしく絡まりうねる (2018/2019/2020)でも書いた通り、この曲は男性に歌わせたかったので(というかそもそも自分で歌うつもりだったので)Primaと対になる男声オペラ歌手風Tonioの導入もしたいと思っていました(一時期販売していませんでしたが、2019年8月時点で販売していました)。

 

が、PrimaTonioVocaloid2.0向けの英語用音声ライブラリで32bit対応、64bitのDAWで使うVSTインストゥルメントとしては使えませんでした。それまで使っていたWin7マシンは既に64bit版だったので、SonarX2時代はReWire 64-32 Bridgeというフリーウエアを使い、VSTでなく、ReWireでPrimaを歌わせていました。DAWは64bitで、それにReWireで同期を取りながら32bitのVocaloid2.0 Editorで歌わせる仕組みです。

当初はこれを使えば歌わせられると楽観視していたところ・・・

 

肝心なVocaloid2.0 Editorが見当たらない。

 

Primaに付属していたはずですが、オンライン・ダウンロードで買ったのか、新しくインストールする元がどこにもない!

調べると曖昧ながら、Vocaloid2.0 EditorはそもそもWin10にインストールできないよう2.0用の音声ライブラリを64bitのVocaloid4.0に組み込むツールはあるようそのためにはVOCALOID Editor4.0が必要、ただし2019年8月時点のVOCALOID Editorの最新版ver5.0だと動かないよう、上記3点が(確信持てる情報ではないながらも)分かりました。

 

ということで8月14日にYAMAHAVOCALOID Editor4.0Amazonで26,000円で購入。

 

VOCALOID Editor4.0単体でPrimaが歌うのを確認できましたが、インストールした結果、VOCALOID Editor4.0VSTインストゥルメントとしてCakewalk上で使えないことが判明。26,000円はドブに捨てたようなものか・・・昨年の8月18日は、まさに目の前が暗くなる思いがしました(実際はVOCALOID Editor4.0は別な目的で必要だったのでドブに捨てたワケではなかったんですが)。

しかし諦めずさらに調べると、クリプトン・フューチャー・メディアPiaporo StadioというVOCALOID用のエディタを使えばVSTインストゥルメントとしてVocaloid2.0の音声ライブラリVocaloid3.0以降の64bit用のライブラリに変換してCakewalk上で使用できることが判明。ただし、Piaporo Stadioは単体では販売してなく、クリプトン社の出しているVOCALOIDの音声ライブラリに付いている。

 

ということで、Piaporo Stadioを入手するためだけのために巡音ルカV4XAmazonで15,554円で購入(ついでにTonioもクリプトン社の販売サイトSONICWIRE.COMで購入)。

 

巡音ルカPiaporo Stadioをインストールし、PrimaTonioVOCALOID2.0用の音声ライブラリを3.0以降用に変換し、実際にVSTインストゥルメントとして鳴らしてみると・・・

それでやっと上手く行きました!PrimaTonioもちゃんと上手く歌う(この時点では!)。そして意図せず買った巡音ルカの歌声がすごく良くて、いわゆる「創作意欲をかきたてられ」状態になり、下記の曲をボーカル曲として作り直すことになったのでした(ブログを再開しました!を参照ください)。


「いつまでも続く、透き通ったしらべに」(2014/2019) Second Cousin's Light Orchestra feat. 巡音ルカ【オリジナル】

しかしその作業に追われ、Tonioを新システムで本格的に使う機会が遅れ、とある深刻な問題に気づくのが遅れたのでした。まあ、今思えば遅れただけで、早く気づいても、どうしようもなかったんですが。

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それにしても、YAMAHAVOCALOIDの開発元ながら、過去の音声ライブラリ資産の継承に意を介さすぎなさ過ぎだろ、というのが正直な感想です。曲の作り手から言えば少々歌がうまくなることより、昔の音声ライブラリが使えた方が表現が広がる場合が多いと思うので、かなり残念な姿勢に思えちゃいます。

その点、音声ライブラリを自らも作っているクリプトン社は、良く分かってらっしゃる、という印象です。特にPiaporo Stadioの開発により、自社開発のライブラリだけななく、他社開発の32bit向けの音声ライブラリであるPrimaTonioをWin10+64bit環境でも引き続き使えることになったので、感謝の念しかありません。もちろんクリプトン社自社製の過去の音声ライブラリや、他社開発で取扱だけしているPrimaTonioをなどのライブラリを引き続き販売できるメリットがあるとは言え、正しい方針だと敬意を表します。PrimaTonioみたいな、クラシカルなスタイルのボーカルものの音声ライブラリで現役でも更新されていくような商品はもうどこにも無いのですから。

<次回に続く>

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DTMシステム移行で被った、不条理で理不尽な出来事について (1)まずは振り返り

先日(2020/9/8)、下記の楽曲をようやっとYouTubeで公開できました。


「君の髪があやしく絡まりうねる」(2018/2019/2020)【オリジナル】

 

 まあこれでようやっと、ブログを再開したきっかけの「DTMのシステムをWindows10に移行した際に被った不条理で理不尽な出来事と、それへどう対応したか」について具体的に書くことが出来るようになりました。

というのも、最も「不条理で理不尽な出来事」にブチ当たったのが、この曲の制作過程だったからで、この曲を公開しないと説明しにくかったためです。 

 ということで、これから何回かに分けて、当時の苦労話(グチですね)を書いて行きます。(まあ、少ないとは思いますが)他の方に少しでも参考になれば幸いです。

 

さて今回はその第1回目ですが、第0回目にあたるのが以前に書いた、

「そもそも苦労の発端は、Sonarの開発中止のニュース」

https://second-cousin-s-project.hateblo.jp/entry/new0002

になります。

かいつまんで言えば、

私がWindows7時代に使っていたSonarX2というDAWソフトはWindows10では動作せず、開発していた米Cakewalk社は、所有権が日本のRoland社から米Gibson社に渡ったあげく、2017年には開発終了が告知されてしまい(そのGibson社は2018年に破産、ギターなどリアル楽器部門だけで再建)、にっちもさっちも行かなくなっていて、しょうがなく別のDAWであるCubaseを買ったものの、無料でインストールできるCakewalk by BandLabを試しでインストールしてみたら、これが中々に優れもので、過去にSonarで作ったファイルも継承して使えることが判明。2年近く悩まされた問題は「骨折り損のくたびれもうけ」だっただけでなく、実損も出した。

というものです。

ちなみに上記の記事を書いたのは今年2020年の1月31日だったのですが、その後もCakewalk by BandLabは順調に動作していて、その後もちゃんとアップデートしてくれています。ほんと、米Cakewalk社を買って開発を続けてくれたBandLab Technologies社には大感謝。

 

ということで、次回から当時(2019年夏以降)の話を書いて行きます。

君の髪があやしく絡まりうねる (2018/2019/2020)


「君の髪があやしく絡まりうねる」(2018/2019/2020)【オリジナル】

 

2018年の夏、ロシアW杯を観に行って来た後に作り始めて、その後いろいろ挫折を味わった曲です。

自分の中のテーマとして、まず「自分で歌える曲を作ってみたい」ということで曲を作り始めました。当初はもう少しポップス寄りで、ドラム・ベースも入っていたのですが、曲調がクラッシク風になったので、思い切ってオーケストラ風の編曲に変え、曲は2019年春までにほぼ完成していました。

しかし。

自分で作った曲なのに、難しすぎて歌えない!和音が複雑だったり、調が一時的に変わったりが激しく、ともかく音が取れない。結果、いくら練習しても歌えなかった!

 

ちょうどその時期(2019年夏)に、Windows10マシン導入に合わせたDTMシステム更新を行いましたが、歌詞的に男声で歌って欲しかったため、女声オペラ歌手音源のPrimaと対になるTonioというVocaloid2.0ベースの男声オペラ歌手?の音源を購入、クリプトンが開発したPiaporo StadioというVST Plug-inでCakewalk by BandLabに乗せて歌わせたのですが(ここら辺のメンドクサさについては、別述予定)、Tonioはテナーでバリトンじゃなかった!音域を低くするとテキメンに不自然な声質になってしまう。

ということで、再び自分で歌ってみることにしたのだけど・・・

 

やっぱり難しい。なんども練習し、何度トライしてもダメ。

まあ、この過程で「上を向いて歩こう」のカバーとかが出来たんですが、それはさておき。

上手く歌えなかったので、後からお直ししようと、Melodyneという音声レタッチソフトを導入し、修正しようとしましたが、多用している半音階のメロディがポルタメント的に判断されて、それをいちいち分割して直すのは余りに修正箇所が多すぎて、結局は白旗を揚げることに。

 

ということで、再びVocaloidの登場。まずは巡音ルカに歌ってもらったのですが、これも声質と曲調が合わない。で、最終的に(というか結局)、keyをCに上げてPrimaに歌ってもらいました。抽象的な歌詞なので、ベルガント唱法というかクラシカルな歌い方の方が結果として違和感が少なかったです。


歌詞は、自分で歌うつもりだったので男性の一人称、他の作品と違い自分のホンネ?が出ています。なのでやっぱりオリジナルのkey(A)で上手いバリトンの人に歌って欲しかった(もしくはバリトンの音源が欲しかった)・・・まあどうしようもないのですが。

今後、自分で歌える曲を作るならノン・ダイアトニック・コードとか分数和音とか、一時的転調とかは控えめにしないと無理ということが分かっただけでも良しとするしかないですね。


DAWCakewalk by BandLab、オーケストラ音色はGARRITAN PERSONAL ORCHESTRA5に、今回もフリーのオーケストラ音色Versilian Studios Chamber Orchestra(VSCO) 2 Community Editionを足してます。ボーカル音量の調整に上記Melodyneも使っています。

 

#DTM #Cakewalk by BandLab #PRIMA #Vocaloid #Piaporo Stadio

#GARRITAN PERSONAL ORCHESTRA

#Versilian Studios Chamber Orchestra #VSCO #Melodyne 5

#クラシカル・クロスオーバー #Classical Crossover

#自作 #オリジナル #歌曲

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「椿荘オートキャンプ場」へ2泊3日でソロキャンプに行ってきました

 先週の8月20日(木)~22(土)の2泊3日で、山梨県南都留郡道志村にある「椿荘オートキャンプ場」でソロキャンプをしてきました。

 今年は本格的にキャンプを再開しよう、と意気込んでいましたが、3月、ソロキャンプに行ったっきり、ずっとコロナ禍でキャンプに行けてませんでした。緊急事態宣言が解除されても、なんか東京都民は埼玉・神奈川・千葉以外の他県に行ってはいけない感が強くて二の足を踏みっぱなし。

 が、道志村は地勢的には神奈川県っぽいし(道志村に流れる道志川相模川の支流だし)、横浜市になろうと思ってたこともあったみたいだし(Wikiによれば)、キャンプ場に電話したら「ぜひ来てください」という話でしたので、行くことにしました。お盆も過ぎて空いてるだろうし。

 でも遊びに行くのにこんなイイワケを書かなければいけない感じがするのって、ちょっと悲しいですね。早くこれまでの社会に戻ってくれないかな・・・

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 「椿荘オートキャンプ場」は、相模原市の方からだと、津久井湖から道志渓谷に(だいたい)沿ってはしる国道413号線を、ひたすら上流の西に向かい、神奈川県相模原市から山梨県道志村に入ってから10kmくらいの所にあります。

 私が着いたのは8/20(木)の正午ごろ。受付は川沿いに近い所にあるキャンプ場を経営している「椿荘」という民宿で行いました。キャンプ場はそこから南の大室山方面に続く沢(椿沢)ぞいを600m(距離)100m(高低差)ほど上ったところ、標高700m前後の場所にあります。

 ちなみに上の写真は、キャンプ場から少し下って開けたところから、道志渓谷の北側の道志山塊の一部を写したモノ。山々が連なりますが、どれも1000m級の山です。写真を撮っている位置が標高700mほどもあるので高く感じられないですが。

 

■キャンプ場の印象

 このキャンプ場は今回、初めて行きました。

 完全な林間キャンプ場で、キャンプ場からは上記のような見晴らしは望めません。

 また椿沢に直接降りらるかどうがわかりません。この辺、もう少しキャンプ場全体図を説明したモノ(見取り図的なモノ)があると助かるんですが、キャンプ場のサイト、

http://tubakiso.com/canp/canp.htm

の簡略図では今ひとつ広さと位置関係が分からず。

 ともかく私は安直に「中央の森」というエリアのトイレのそこそこ近くにタープ&テントを設営しました。

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 地面は砂利、芝生サイトではありません。なので近頃珍しく直火がOKです。

 トイレは綺麗だったし、お盆明けで空いていて木曜晩は静かでしたし(金曜晩はさすがにちょっとやかましかった)、管理されている方は気さくで楽しかったです。が、良くない意味で商売っ気が薄いようで、使いやすいサイト見取り図がない(らしい)ので、くどいほど説明がある最近のキャンプ場と比べちゃうと不親切に映ったりするのは残念です。

 まあこれは私だけの印象なワケではなく、「キャンプクエスト」さんのサイト、

https://camp-quests.com/13087/

 でも『「位置関係が分からない」「時空が歪んでる」と私の中でもっぱら話題の椿荘オートキャンプ場案内図です』などとキャンプ場内案内についてコメントがありました。

 もとい。

 海抜700m前後ですから、平地より理屈では3°~4°くらいは気温は低く、さらに空気中の水蒸気の絶対量は減るので、湿度を感じにくく、かなり過ごしやすかったです。日中はさすがに暑かったですが、土曜、東京に帰り着いてからと比べたら過ごしやすさのレベルが全然違う! 逆に夜はちょっと寒いくらいでした。22°とかに下がっていたようなので、シュラフ、とまではいわなくとも毛布を持って行って良かったです。

 

■荷物が減らなくて閉口

 ともかく今回は、お預けを食らっている日々が長く続いたので①ともかくキャンプやりたい夏っぽいことをしたい、という当面の欲望が勝り、今年のキャンプテーマである、「荷物を少なくして気楽にキャンプに行けるようにしていく」という面は全く手付かずになってしまいました。今までと同様どころか、近くにスーパーが無い所なので、前もって買い出しをしていたり予備の機材を持って行ったりして、かえって荷物が増える体たらく。反省点です。

 

■紅椿の湯まで歩くのは微妙

 このキャンプ場に決めたのは、近くに温泉施設「紅椿の湯」があったからが理由の一つ。ただ歩ける距離かどうかは地図で見ると微妙。直線距離なら400mほどですが、道をなぞると1Km前後。キャンプ受付時に割引券(大人1000円→600円になるので非常にお得!)を貰えますが、その際、「キャンプ場から歩ける距離ですか?」と尋ねると「車で行った方が良い」との答え。

 が、ここは後学の参考までにと、歩いてみました。

 往路は特に問題はありません。ほぼ降りです。キャンプ場周辺を散歩がてら歩くと、地元の農家さんとか、使われなくなった別荘っぽい家とかが見られて楽しい。だらだら歩いて20分ほど歩くと「紅椿の湯」に着きます。

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 ですが、以上でオチはわかりますよね。往路はほぼ降り、ならば帰路は・・・ほぼ登りなのです。高低差100mくらいの道を登って行くことになります。せっかく温泉で流したのに汗が再び・・・ 

 ちなみに「紅椿の湯」は初めてではなく、過去に入りに来たことがあります。泉質は大変良いですが、残念ながら露天風呂がちょっと狭くない?

 とは言え、割引券を利用して2回も利用しました。もちろん2回目は車で行きましたよ。

 

■未だ行方不明

 さて最後に。

 この「椿荘オートキャンプ場」については避けて通れない話があります。昨年、このキャンプ場で、行方不明になった小学1年生の女児がいて、未だ発見されていません。

 下のビラは、私が泊まっている時に、ボランティアの方が配りにいらっしゃったものです。

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 この件があるので、このキャンプ場に泊まって良いのか正直迷いました。しかしこの問題に加えて現在のコロナ禍。キャンプ場さんは困っているに違いない、実際に泊まることで支援したい、なのでこのキャンプ場に行くことを決めました。

 そして匿名のSNSで、目を離した隙に娘を見失った親に対して、根拠もなく責める卑怯者たちを「クズのようである」と非難しつつこの項目を終わります。