先週の8月20日(木)~22(土)の2泊3日で、山梨県南都留郡道志村にある「椿荘オートキャンプ場」でソロキャンプをしてきました。
今年は本格的にキャンプを再開しよう、と意気込んでいましたが、3月、ソロキャンプに行ったっきり、ずっとコロナ禍でキャンプに行けてませんでした。緊急事態宣言が解除されても、なんか東京都民は埼玉・神奈川・千葉以外の他県に行ってはいけない感が強くて二の足を踏みっぱなし。
が、道志村は地勢的には神奈川県っぽいし(道志村に流れる道志川は相模川の支流だし)、横浜市になろうと思ってたこともあったみたいだし(Wikiによれば)、キャンプ場に電話したら「ぜひ来てください」という話でしたので、行くことにしました。お盆も過ぎて空いてるだろうし。
でも遊びに行くのにこんなイイワケを書かなければいけない感じがするのって、ちょっと悲しいですね。早くこれまでの社会に戻ってくれないかな・・・
「椿荘オートキャンプ場」は、相模原市の方からだと、津久井湖から道志渓谷に(だいたい)沿ってはしる国道413号線を、ひたすら上流の西に向かい、神奈川県相模原市から山梨県道志村に入ってから10kmくらいの所にあります。
私が着いたのは8/20(木)の正午ごろ。受付は川沿いに近い所にあるキャンプ場を経営している「椿荘」という民宿で行いました。キャンプ場はそこから南の大室山方面に続く沢(椿沢)ぞいを600m(距離)100m(高低差)ほど上ったところ、標高700m前後の場所にあります。
ちなみに上の写真は、キャンプ場から少し下って開けたところから、道志渓谷の北側の道志山塊の一部を写したモノ。山々が連なりますが、どれも1000m級の山です。写真を撮っている位置が標高700mほどもあるので高く感じられないですが。
■キャンプ場の印象
このキャンプ場は今回、初めて行きました。
完全な林間キャンプ場で、キャンプ場からは上記のような見晴らしは望めません。
また椿沢に直接降りらるかどうがわかりません。この辺、もう少しキャンプ場全体図を説明したモノ(見取り図的なモノ)があると助かるんですが、キャンプ場のサイト、
http://tubakiso.com/canp/canp.htm
の簡略図では今ひとつ広さと位置関係が分からず。
ともかく私は安直に「中央の森」というエリアのトイレのそこそこ近くにタープ&テントを設営しました。
地面は砂利、芝生サイトではありません。なので近頃珍しく直火がOKです。
トイレは綺麗だったし、お盆明けで空いていて木曜晩は静かでしたし(金曜晩はさすがにちょっとやかましかった)、管理されている方は気さくで楽しかったです。が、良くない意味で商売っ気が薄いようで、使いやすいサイト見取り図がない(らしい)ので、くどいほど説明がある最近のキャンプ場と比べちゃうと不親切に映ったりするのは残念です。
まあこれは私だけの印象なワケではなく、「キャンプクエスト」さんのサイト、
https://camp-quests.com/13087/
でも『「位置関係が分からない」「時空が歪んでる」と私の中でもっぱら話題の椿荘オートキャンプ場案内図です』などとキャンプ場内案内についてコメントがありました。
もとい。
海抜700m前後ですから、平地より理屈では3°~4°くらいは気温は低く、さらに空気中の水蒸気の絶対量は減るので、湿度を感じにくく、かなり過ごしやすかったです。日中はさすがに暑かったですが、土曜、東京に帰り着いてからと比べたら過ごしやすさのレベルが全然違う! 逆に夜はちょっと寒いくらいでした。22°とかに下がっていたようなので、シュラフ、とまではいわなくとも毛布を持って行って良かったです。
■荷物が減らなくて閉口
ともかく今回は、お預けを食らっている日々が長く続いたので①ともかくキャンプやりたい②夏っぽいことをしたい、という当面の欲望が勝り、今年のキャンプテーマである、「荷物を少なくして気楽にキャンプに行けるようにしていく」という面は全く手付かずになってしまいました。今までと同様どころか、近くにスーパーが無い所なので、前もって買い出しをしていたり予備の機材を持って行ったりして、かえって荷物が増える体たらく。反省点です。
■紅椿の湯まで歩くのは微妙
このキャンプ場に決めたのは、近くに温泉施設「紅椿の湯」があったからが理由の一つ。ただ歩ける距離かどうかは地図で見ると微妙。直線距離なら400mほどですが、道をなぞると1Km前後。キャンプ受付時に割引券(大人1000円→600円になるので非常にお得!)を貰えますが、その際、「キャンプ場から歩ける距離ですか?」と尋ねると「車で行った方が良い」との答え。
が、ここは後学の参考までにと、歩いてみました。
往路は特に問題はありません。ほぼ降りです。キャンプ場周辺を散歩がてら歩くと、地元の農家さんとか、使われなくなった別荘っぽい家とかが見られて楽しい。だらだら歩いて20分ほど歩くと「紅椿の湯」に着きます。
ですが、以上でオチはわかりますよね。往路はほぼ降り、ならば帰路は・・・ほぼ登りなのです。高低差100mくらいの道を登って行くことになります。せっかく温泉で流したのに汗が再び・・・
ちなみに「紅椿の湯」は初めてではなく、過去に入りに来たことがあります。泉質は大変良いですが、残念ながら露天風呂がちょっと狭くない?
とは言え、割引券を利用して2回も利用しました。もちろん2回目は車で行きましたよ。
■未だ行方不明
さて最後に。
この「椿荘オートキャンプ場」については避けて通れない話があります。昨年、このキャンプ場で、行方不明になった小学1年生の女児がいて、未だ発見されていません。
下のビラは、私が泊まっている時に、ボランティアの方が配りにいらっしゃったものです。
この件があるので、このキャンプ場に泊まって良いのか正直迷いました。しかしこの問題に加えて現在のコロナ禍。キャンプ場さんは困っているに違いない、実際に泊まることで支援したい、なのでこのキャンプ場に行くことを決めました。
そして匿名のSNSで、目を離した隙に娘を見失った親に対して、根拠もなく責める卑怯者たちを「クズのようである」と非難しつつこの項目を終わります。