コルンゴルド バイオリン協奏曲
Vn.ギル・シャハム アンドレ・プレヴィン指揮 ロンドン交響楽団
Amazonとかで検索すると、結構録音があるのでびっくりした。マイナーとか思っているのは私の勝手な想像なのかもしれない。アンネ=ゾフィームターとかはチャイコフスキーとカップリングで入れてるし。
この盤は、前に勝手に私が命名した現代3大バイオリンコンチェルト(1)Walton(2)Barbar(3)Korngoldの内の2曲が入ってるんだから(バーバーはNAXOS盤より圧倒的によい)、単価は高いけどお買い得な一枚。
コルンゴルド(1897-1957)はオーストリア=ハンガリーからハリウッドに招かれて映画音楽をたくさん書いたらしい。このバイオリン協奏曲(1945作曲)を聴いてまず思い浮かべるのは、スターウォーズのレイヤ姫のテーマ?になっちゃうんだけど、まあジョン=ウイリアムスも参考にしたんでしょう。懐かしいようで、愁いも含んだ第1楽章のメロディなんて実に魅力的。オーケストレーションも、バイオリンの良さを引き出している。
第2楽章も、ちょっと甘い美しいメロディが心地よい。第3楽章は軽快で明快な、屈折したところがない変奏曲?。ともかく、繰り返しメンデルスゾーンやチャイコフスキーのバイオリン協奏曲ばっかりを聴いている人は、ぜひこの曲も聴いてお気に入りにしてください。