ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

018 マニャール交響曲第4番 他

マニャール交響曲第4番

マニャール管弦楽曲集(3) 

マニャール交響曲第4番&葬送歌

プラッソン指揮/トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団

 

私の住んでいる豊島区は中央図書館で見つけた1枚。

ちなみに中央図書館などと称しながら、豊島区の中央には全然位置していなくて、私の家から徒歩で40分はかかる。一番近い図書館は目白図書館になるんだけど、ここはCDが置いてない。いかんよ、豊島区!

それはそれとして、これはブラッソンが指揮した一連のフランスものシリーズの1枚。こんなマイナーな曲でも指揮をブラッソンがした、ということで置いてあるんだから実に不思議。ちなみにマニャール管弦楽曲集(1)~交響曲第1番&3番~も図書館にあって聴いたんだけど、そっちは今ひとつ。

 

マニャールというのはフランス人の作曲家で、生没は1865-1914。フランク→ダンディ一派の作家らしい。私も存在すら知らなかったんだけど、ライナーノーツを読んでも、フランスですらやっぱりマイナー扱いだったみたい。曲は良いんだけどな~。もったいない。

で、このCDに収録の第4交響曲、なかなかによろしい。オーケストレーションに冴えがみえるし、「これが俺が書く交響曲だぜ!」と言った感じの自信に満ちあふれている。どことなくR.シュトラウスっぽい感じがするけど。

秀逸なのは第3楽章と第4楽章。第3楽章はテンポはゆったりとしているけど堂々と盛り上がって行くみごとなもの。第4楽章もカッコいいフィナーレ。

ちなみに同盤に収録の「葬送歌」は、美しい部分も多いんだけど、ひとかたまりの曲としては不自然、というか無理矢理1曲にしている感じで私にはカッタるかったです。

 

まあ図書館でタダで借りられるんだから徒歩40分以外は実にお得な1枚でした。