ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

021 アルウィン ピアノ協奏曲第1番&第2番 他

アルウィン ピアノ協奏曲

ブロクの更新は1ヶ月に1回くらいしかしてなくて、書き出すと何本も集中して書いていて、じつにバランスが悪い私のブログ。本道の「無名名曲」について書くのなんて、なんと半年ぶり!(前回書き込みは4/15)。 まあ、更新したって社会に対して何の影響もないんだけど、自分の怠慢さにちょっと反省。

さて本題。

アルウィン ピアノ協奏曲第1番、第2番 他

ジェイムス・ジャッド/ポーンマス交響楽団/pf.ピーター・ドノホー

ピアノ協奏曲第1番(1930)は4楽章形式。急/緩/急/緩という組合せで、全体で14分くらいの曲。なので「楽章」というより単楽章で4部分の構成、と言った方が正しいか。

全体的には、あまり魅力的とは言えないメロディばかりで、聴いた後に心に残るモノがない。ちょっと実験的な感じもするし。まあ25歳の時の作品だからしょうがないか。でも後(のち)のアルウィンを「彷彿」とさせる部分もあんまりない。結論から言ってしまうと、第4部のクワイエットな部分は非常にすばらしいけど、後はイマイチ。

ピアノ協奏曲第2番(1960)は作曲家として(たぶん)ピークであろう55歳時の作品(前年に交響曲第4番も書いている)。これは実にアルウィンらしく、美しさと強さを兼ね揃えている作品。特に第3楽章の盛り上がりは素晴らしいの一言。私がこのブログを書き始めた目的にぴったり。実験に走らず、時代遅れと言われるかもしれないけどちゃんとした音楽!

 

他に2曲収録してあるけど、「序曲 ダービー・ディ」は何の序曲か解らないし、それほど面白くない。後はピアノのソロ曲なのでとりあえず感想は控えましょう。

ということで、ピアノ協奏曲第2番だけでもNAXOS価格(1000円)を払う価値あり。