ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

山梨県警のお巡りさん本当にありがとう!~春の西湖でキャンプ

070405キャンプ-1

前回のBlogで書いた通り、抗鬱剤の増量が効いて調子が良くなってきたので、4/5(木)、6(金)、7(土)と、平日から週末にかけて2泊3日で、すかさずキャンプに行って来た。元気になると焚き火がしたくなるんだよね。まあ鬱が完全に治っている訳じゃないので、晩ご飯作ったりするのはパスしたんだけど。
今回も、2/10~12に行ったのと同じく、「西湖レークサイドキャンプ村」へ。予約しなくていいのが良い。今回は寒さ対策をする必要もなかったので、バイク(250CCのスクーター)で行った。
今回の最大の目的はハイキング。前回、キャンプ地から西湖をはさんで反対側の丘の「紅葉台」まで登ってみたけど、今回はもっと本格的に?ハイキングがしてみたくなった。1日かけるようなハイキングなんてもう20年以上やったことなかったし。
ということで、今回はキャンプレポートじゃなくて4/6(金)に歩いたハイキング話。ちょっと長くなるけどおつきあいしてください(山梨県警のお巡りさんの話が中々出てこないと思いますので)。

ハイキング予定ルートは、西湖の富士山側の外輪山の尾根線を縦断すること。「紅葉台入り口」(鳴沢氷穴入り口)から登りはじめて、「紅葉台」「三湖台」「五湖台(足和田山)」と縦歩して「大田和」に降り立つ。で、帰りは国道139号線を歩いて、もしくはバスで戻る、という予定だった。この「帰り」の予定の下調べがいい加減だったのが話の伏線なんだけど。
で、バイクで国道139号線の「鳴沢氷穴」への入り口駐車場にバイクを止めて、AM8:00くらいに「紅葉台」へ歩きだした。そうしたら50代くらいのご夫婦連れの方に会って、携帯電話を貸して欲しいと言われた。訊けば車が山道の泥にはまって動かなくなったのでJAFを呼び出したいとのこと。快くお貸しする。ついでに泥にはまった車を見について行く(好奇心まるだしだけど)。そこからも紅葉台に登る道があるとのことなので。で、JAFともめでたく連絡が通ったので、そこで別れて自分は紅葉台へ。「竜宮洞穴」から「紅葉台」に登る道だったんだけど、結構急な坂道で、ダイエットに成功していない、100kg近い体重の私にはかなりつらかった。
070405キャンプ-3

けど、15分くらいで「紅葉台」へ。前回も見たけど、ここからの富士山の眺めは相も変わらずすばらしかった。で、持ってきた携帯用のポットに入れた紅茶で一服してから「三湖台」へと登り出す。写真ではわかりにくいかもしれないけど、案内図には0.6km(10分)と書いてある。しかし鈍りきった、そして100kg近い体重の私は休み休みで20分くらいかかったかな。
で、「三湖台」へ。ここからの眺めはさすがにすばらしかった。頂上付近の樹がちゃんと刈られていて、スペースもサッカーフォールドくらいある。見えるのは、「西湖」「精進湖」「本栖湖」の3湖。意外にも「河口湖」が見えない。ここでも一服。だけどジャージ姿の女子中学生か高校生の一団(30~40人くらいかな)がやってきて、静けさの邪魔をする。すごくムカツク。
今思えば、この「三湖台」でヤメときゃ良かった。しかししっかりお弁当を持ってきてるし、まだAM10:00にもなっていない。で、「五湖台(足和田山)」へと向かってしまったんだな。案内図では2.6km(50分)となっていたけど、ともかく登りがキツイ。3分登っては1分休む、みたいなことの繰り返し。で、1時間半くらいかかってやっと「五湖台(足和田山)」着。展望台はあったけど、頂上付近のスペースは狭くてテニスコート2面くらい。「五湖台」という割に「河口湖」と「西湖」くらいしか見えない。晴れてたんだけどね。ちょっとガッカリ。
いずれにせよAM11:15くらいだったので、ここで前日買っておいたお弁当を食べる。腐るとマズイから小さなクーラーバックに保冷剤を入れて持ってきていたから、ご飯が冷たかったけど、やっぱり動いた後の飯は旨かった。
070405キャンプ-4

で、AM11:40くらいに山を降り出す。ものすごい急な坂。写真みたいな階段が延々続いてる部分が多いし、階段になっていないところは落ち葉が溜まっていて滑り落ちそうで怖かったし、100kg近い体重の私(しつこい!)はまず膝が痛み出し、そして右足が攣り、正直、ダメかと思った。案内図だと2.0km(70分)とあったけど、1時間くらいでなんとか登山口までたどりついた。実は案内図はこの大田和の登山口にあったもの。
で、ここからがまずかった。きちんとした地図なりを持っているか、ネットであらかじめ調べておけばよかったのに、勘を頼りに歩いていったら、どんどん逆方向へ。それでもなんとか「大田和」のバス停にたどり着く。
が、そのバス停には時刻表がなかった。でもなぜか路線図は出ていて、ここで待っていれば「鳴沢氷穴」を通るバスが来るはずだ。で、待ってみた。休みがてら15分くらい待ったかな。でもバスは来ない。しかたなく歩き始める。次のバス停につく。「派出所前」。ここでも待つ。バスは来ない。と思ったらバスが来た。と思ったら地元の中学校の送迎バス。で、地元の中学生に訊ねてみたさ「このバスって1時間に何本くらい通るの」。中学生は言ったさ「知りません。派出所のお巡りさんに訊いてみたら」。
ということで、派出所を訪ねてみる。でも「私もバスは使わないからねぇ。一時間に一本くらいはあるかもしれないけどねぇ」というお答え。当然だわな。「しばらく待ってみて、来ないようだったら歩いてもどりますよ」と私は答えたさ。
で、20分くらい待ったかな。バスは来る気配すらない。しかたなく疲れた足をひきずって歩き始める。そう、そこはまだ国道139号線ですらなかった。大田和の登山口からの道を完全に間違えていたんだ。
国道に出て、そう、15分くらいたったころだった。パトカーが目の前にとまるではないか。車の中でお巡りさんが手招きをしている。思わず走り寄る私。
「ちょうどこっちに来る用があったから乗っけていってあげるよ」
山梨県警バンザイ!本当に、本当にありがとう、お巡りさん。