ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

032 アッテルベリ ピアノ協奏曲 他

アッテルベリ ピアノ協奏曲

前回の書き込みの予告通り、今回は大好きなアッテルベリの大好きなピアノ協奏曲を。盤はcpo999 732-2 アリ・ライシネン/ハノーヴァー北ドイツ放送フィルハーモニー、ピアノはルーヴェ・デルヴィンイェル交響曲集に続いて協奏曲も出してくれるなんて、cpoはたいしたレーベルです。

【ピアノとオーケストラのための狂詩曲 Op.1】
まあ、作品1ということで、話の種に。でも処女作にその人のすべてがある、という説もあるくらいだから・・・確かに激情も抒情もアッテルベリらしいっちゃアッテルベリらしい曲。ただし名曲じゃないです。
【ピアノ協奏曲 Op.37】
ピアノ協奏曲は、たとえばチャイコフスキーラフマニノフグリーグをもう少し硬派にした感じの曲。というかオーケストレーションがしっかりしているラフマニノフか。第3楽章なんてまさにそう。ただしピアニストには敬遠されそうな曲でもある。繊細さより豪腕が試される。私がピアニストだったら弾きたくない曲かもしれない。チカラ一杯弾かされる割にはピアノソロがめだたなく、オーケストラの一員っぽい書法。でも悲劇的に始まる第1楽章から、ちょっと繊細な第2楽章、そして第3楽章の盛り上がりはちょっと笑っちゃうほど私にはハアる、ぐっとくる、迫ってくる。まあ、ハマる人はハマる。ハマらない人は、ださ~とか、くさ~とか言うんだろうね。まあ、エンディングなんんか私は笑いながらも(テライなくここまでやるアッテルベリに)感心するんだけどね。
【バラードとパッサカリア op.38】
このテーマのメロディ、どっかのアッテルベリの曲にあるんだけど、思い出せない。すいません。スウェーデンの民謡なのかもしれない。

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ということで、このアルバムは買いです!私なんてピアノ協奏曲の第3楽章を聴くとアドレナリンが出てきて「もう一がんばりしようぜ!」という気持ちにさせてくれます。