ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

014 スヴェンセン 交響曲第1番&第2番

無名名曲アルバム-スヴェンセン交響曲第1番&第2番

私のこのブログの趣旨としては、マーラー(1860-1911)以降の音楽をメインに取り上げているので、スヴェンセンはちょっと古い(1840-1911 奇しくも没年は一緒)。しかし「グリーグがスヴェンセンの交響曲を聴いて自分は交響曲の筆を折った」とされているようなので、どんなもんかい、と聴いてみた。
「なんでこの程度で筆を折ったの?」というのが正直な感想。ブラームスの7歳年下。チャイコフスキーと同い年生まれ。ドボルザークよりいっこ年上。
で、Naxos-8.553898のスヴェンセン交響曲第1番&第2番を聴いてみる。

しかし管弦楽法は古い。完全にワーグナー(というかベルリオーズ管弦楽法勉強しなかったのかな)以前のもの。
正直言ってこの手の音楽苦手。全般にのどかで、牧歌的というか健康的というか、「君は苦悩とか官能とか叙情性とか激情とかそういった感性は持ってないの?」と訊きたくなる。天才じゃなくて秀才の音楽。まあ、第1番の第2楽章は中々聴かせるし、4楽章も悪くない、というか良い。第2番も、第1楽章、第2楽章、第4楽章と良いんだけど、ハッキリ言って有名音楽家(チャイコやドボルザーク)に比べると、まあ1ランク程落ちる。シューマンとか好きなら方なら別だけど、これだったら有名音楽家交響曲を聴いた方が全然良い。
まあ、守備範囲じゃない、ということで番外編で取り上げてみました。