ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

052 フィンジ オーケストラ作品集

無名名曲アルバム-フィンジオーケストラ作品集

さてフィンジ小特集第2弾。

「フィンジ オーケストラ作品集」

Lyrita SRCD.239
これは残念ながら前出Naxos盤の「チェロ協奏曲」(015参照/8.555766)「クラリネット協奏曲」(051参照/8.553566)と重複が多い。
重複していないのは、「夜想曲(新年の音楽)」「弦楽オーケストラのための前奏曲」「落ち葉-オーケストラのための哀歌」の3曲のみ。しかも本当にお勧めしたいのは「弦楽オーケストラのための前奏曲」のみ。お勧めして良いかどうか迷う1枚なんだよね。「前奏曲」はフィンジらしい透明な切なさに満ちた実に良い曲です。しかし5分強のこの1曲のためだけにこのCD(Amazonで買うと1,488円もする)をお勧めするのは心ぐるしい。
で、私としては、フィンジをまだ聴いたことのない方なら、Naxosの「ザ・ベスト・オブ・フィンジ」(8.556836)を買うか(ただしこれも上記の2枚と重複が多い)、圧縮ものになってしまうものの、iTunesStoreで1曲だけ購入することをお勧めするんである。これまた上記の「ザ・ベスト~」からの1曲で、たった150円で買える。恐縮ながらこのピースは買ったこと無いから演奏・音質ともに自信はないけど、フィンジのオケものはオケが薄いのでダイナミックレンジ等、圧縮モノで大丈夫なような気がする。
ということで、今回は純粋な「お勧め」ではない結論ですね。