ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

突如、家でコロナ感染者が出て、自分も濃厚接触者になってしまう

私は、弱い知的障害のある、2つ年上の兄と同居をしている。

両親は既に亡くなっているので独身男の二人暮らしである。認めたくはないが(そして兄も認めないだろうが)私は彼の保護者的立場になってしまっている。

兄は、一応高校は出ているのだが、残念ながら大人として外の世界とお付き合いできるほどには精神的に成長できなかった。「てんかん」のような発作も時折起こすので、「抗てんかん薬」などを処方されに3ヶ月に1回ほど、近所の大きな病院に通っている。

それ以外は近所に買い物に行くくらいで、兄はまともに外の社会とふれあう機会はなく、コロナに罹る可能性はほとんどないと思っていたのだが・・・

残念ながらその3ヶ月に一回の通院でコロナを拾ってきてしまったらしい。

■9月9日(金)

先週の火曜(9/6)に病院に行ってきたのだが、金曜(9/9)の夕方、私が帰宅したら熱を出していた。38.4℃。まあ、39℃も超えていないし、喉が痛かったり咳が出たりはしているが、「痛くてモノが飲み込めない」とか「食欲が全然無い」とか「ニオイや味が分からない」などというコロナの典型的な症状も訴えないので、「風邪か」くらいに思っていた。まあ念のためにそれからは相互にマスクをしたり、ドア越しに話したり気をつけ始めたのだが。

■9月10日(土)

翌土曜日(9/10)、私は買い物に出かけたついでに薬局で抗原テストキットを購入してきた。実は今年の年初に買っていたのだが、てっきり使用期限は半年後だと思い込んでいた。で、新たに買ってみて気がついた。製造後2年間も使えるじゃん! 半年前に買ったキットもよく見てみたら来年の3月まで使える!何で半年とか思い込んでいたのだろう?

もとい。で、土曜の晩に抗原テストをやってみたら・・・

SARS-CoV-2 ラピッド抗原テスト [ロシュ] 

ご覧の通り、くっきりクロ!間違いなくクロ!発症もしているので議論の余地がない。

 

さて実際に身内に感染者が出たらどうするのか。

兄は(私もだが)ワクチン4回接種済みで、この時点での体温は36.8℃。もうかなり下がっている。そのまま経過観察してればいいんじゃないか、と思うが、社会的にそれで良かったのか自信がない。

というかこのところ朝令暮改のようにルールが変わっている。

ということで念のため、

東京都(福祉保険局)東京発熱相談センター

に電話した。これは「かかりつけ医」のいない人が相談する先としてHPにでていた。

その方のアドバイスによれば、

兄は60歳を過ぎているので、市販の検査キットで陽性でも、「発熱外来」のある病院に行って、「確定診断」を受けなければいけない。その後の流れを見ると、その「確定診断」をした医院から保健所に連絡が行って、例の国のシステムに登録される、という流れのようだ。

60未満の人は市販の検査キットで陽性なら、いちいち病院で診察を受けなくともネットで登録できるそうだが・・・

※この情報は少しく間違っていた

翌日曜(9/11)に空いている病院は遠い。病状も安定してそうなので、月曜(9/12)に「発熱外来」のある病院に行くので良いでしょう。
③「発熱外来」は完全予約制。歩いて行ける距離の複数の病院を教えてもらう。ともかく予約が取りにくいので、月曜朝一で電話しまくりなさい。

ということだった。

で、同居の家族として自動的に濃厚接触になってしまった私については、

このまま発症しなくても、東京都に申し込んで数日後に送られてくる濃厚接触者検査キットで陰性になり、かつ兄の発症の5日後の水曜、9月14日までは「濃厚接触者」が解除にならないとのこと。

うわ~元気かつ天気が良いのに外出もままならぬのか!

■9月11日(日)

結婚して近所に住んでいる実妹夫婦がそもそも土曜に所用で来る予定があったので、兄が発熱してるから来ない方が良い、と伝え、その後の経緯として結局コロナに感染していたことを伝えていたので「なにか必要なモノない?」というありがたい申し出が。

なので、火曜日に生鮮食料品を中心に買い出しをお願いする。

■9月12日(月)

朝から電話するため、7時起き。家から一番近い発熱外来のある病院のホームページを見ていたら、webで問診票が書ける仕組みがあった!(全部の発熱外来のある病院にはないようである)ので、先付けで問診票を書いて送信しておく。で、病院が開く5分前にフライングで電話したら、「webで登録した問診票を見てから病院の方から連絡する」とすげー迷惑そうな対応。必ず電話で予約しろ、と東京都から言われていたから連絡したのにさ。正直ちょっとムカツク。

で、すぐに病院からメールがあり、「電話診察」で済ませられるので検査結果の写真を送ってきて欲しいとのこと。

外出しなくて良いのはこちらにとっても社会にとってもラッキーではあるが・・・これまた東京都の説明と違う!ただしこの家から一番近い発熱外来のある病院、健康診断か何かで兄が診察票を持っていたので、「かかりつけ医」扱いになり「電話診察」ですますことが出来たのかもしれないが。

まあ、「発熱がある」「抗原検査キットで陽性」なら完全にクロ。わざわざ来院させて再検査する意味はない。60歳以上の人は確実に「病院→保健所」の情報の流れに乗せて、重症化した時の対応が上手く出来るように、という意図なのかもしれないが、現実には沿っていない。

60歳未満の人と同じように、webに登録で問題ないよな。

■9月13日(火)

朝から救援物資を買い込んだ妹が我が家に到着する直前に、保健所からSMSが。

「有症状者が症状軽快後24時間経過した場合、又は無症状者は人との接触は短時間とし、公共交通機関を使用しない、マスク着用等の感染予防策の徹底を前提に、食料品の買い出し等必要最低限の外出は差し支えありません

つまり発症していない濃厚接触者も食料品の買い出しは行けるということだよな。そういうことは先に言え!

しかしこの2週間くらいでいろいろルールが変わりすぎ、良く分からないことも多いと感じた。

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濃厚接触者になって4日目、私は未だ発症の兆候はない。

まあ同居の家族、と言っても「兄」だからな~。一緒にご飯食べるの週4回だけで、最後に食べたのは先週水曜(9月7日)。食事の時以外、ほとんど会話はないし、伝染る可能性は低いと思う。

しかし東京都からの濃厚接触者検査キットはまだ届いていない。

■追記

本日(9月13日)夕方に東京都からの濃厚接触者検査キット届く。まあ症状が全く出ていないので当然だが、ちゃんと陰性だった。しかし一回政府の(厚労省の)システムに登録すると次々とSMSが届くが、COCOAに登録しろ、という依頼も再三届く。今日のニュース『13日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス感染者との接触を通知するスマートフォンアプリ「COCOA(ココア)」の機能を停止する方針を明らかにした』時事通信、というのを見ると本当にバカらしい。そもそも入れる気持ちなんてずっとなかったけどね。