ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

2023/06/06 ケイト・ブランシェット主演 映画『TAR ター』を観て

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先週火曜(6/6)、吉祥寺オデヲンにて映画『TAR ター』を観た。

音楽の、それもオーケストラが舞台?の映画なので、やはり良い音響で観たい。なので、本当は立川シネマシティで観たかったんだけど、昼の12時スタートのみという、私の生活習慣的にはしんどい時間スタートだったので、しょうがなく吉祥寺オデヲンにて観たんだけど、こっちは19:30スタートのみ。そして先週の木曜日で終わり。

人気ないんだね。

正直、映画館じゃなければ最初から最後まで観られないタイプの映画だと思ったので(ワクワクするジェットコースタームービーでないことは確か)、無理?して観てみた。

 

で、結果、何か良く分からない映画だった、というのが正直な感想。

説明が不足しすぎ。そういう意味では監督の「自慰的」な作品。作中でそのような言動があったんだけど、あれは監督の自虐だったのかね。

もとい。

この程度の深さで(つまり「浅い」って言いたいワケだけど)、こっちがあれこれ深く読み解く努力をしなければいけないの?と疑問に思ったな。

 

オーケストラのリハーサル部分は、中々にそれ自体楽しかったし、映像もなかなかに凝っていて良いところもある。だけど象徴的なシーンが多くてほんとにワケワカラン。原作があるわけでもないらしいし、誰かに謎解き?でもしてもらいたいが、解かれても共感できそうにない。

 

なんか題材が良く、ケイト・ブランシェットの演技も圧倒的だし(ただし指揮する時の体裁きはちょっと指揮者っぽくなかった)、部分的には良いモノがあったんだけど・・・

私にとっては残念な作品だった。