ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

「亡きPrimaのための4つの歌」(2018)から 第3曲「冷たい風やがて、木枯らしへと」

鬱々とする日々が続いています。

月曜に「緊急事態宣言」が解除されたとはいえ、以前と同じような生活にはほど遠い状況。外出も控え気味なので、じゃあアマチュア作曲活動がはかどるか、と言えば全く逆。いろいろ決断できずに新曲が完成しない・・・ぐずぐずしている間にまた月末近く。

と言うことで今回も旧作の自己解説で(お茶を濁す・・・)。

 

今回紹介するのはこの曲。


「亡きPrimaのための4つの歌」(2018)から 第3曲「冷たい風やがて、木枯らしへと」

 

2018年にYouTubeに4曲まとめてアップしましたが、この曲(第3曲)は、2017年3月下旬に作り始め、完成したのは12月中旬。9ヶ月もかかり難航しました。

その理由は、主に作曲面。

このシリーズ(「亡きPrimaのための4つの歌」)は、作曲技法としては分数和音と複雑な対旋律というのをテーマにしていたのですが、短調メインの曲だとどうしても分数和音の分子部分がノリにくい。早い話がものすごく不協和音っぽく聴こえる。

キーボードだけなら=一瞬で終わるなら、(いろいろ聴いている現代人として)十分成立する和音でも、持続音(弦とか)で音を出すと気持ち悪くなってしまう。

伴奏のメインをハープシコードにすることで、少しは低減しましたが、結局完全には克服できなかったので、ちょっと気持ち悪い和音が少なからず残っています。いわゆるスケール(ナチュラルマイナーなのかハーモニックなのかメロディックなのか)も統一していないなど、(アマチュアとは言え)作曲家としての力量不足が露呈してますね。

秋の曲なので、マイナー調の曲にしよう、と考え作り始めたのですが、マイナー調の曲はそもそもあまり好きではないので、研究も進まずスキルも上がらないというジレンマに苦しんだ曲です。正直、未だに研究不足のママなんですが。

ちなみに5'13"からの長調部分は、我ながらすごく好きで聴いて欲しいところでもあります。

 

歌詞的には「春」「夏」ときて(前述の通り)今回は「秋」。不倫妻の恋も終わりを予感させるモノとなっています。

 

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