ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

突如、家でコロナ感染者が出て、自分も濃厚接触者になってしまう

私は、弱い知的障害のある、2つ年上の兄と同居をしている。

両親は既に亡くなっているので独身男の二人暮らしである。認めたくはないが(そして兄も認めないだろうが)私は彼の保護者的立場になってしまっている。

兄は、一応高校は出ているのだが、残念ながら大人として外の世界とお付き合いできるほどには精神的に成長できなかった。「てんかん」のような発作も時折起こすので、「抗てんかん薬」などを処方されに3ヶ月に1回ほど、近所の大きな病院に通っている。

それ以外は近所に買い物に行くくらいで、兄はまともに外の社会とふれあう機会はなく、コロナに罹る可能性はほとんどないと思っていたのだが・・・

残念ながらその3ヶ月に一回の通院でコロナを拾ってきてしまったらしい。

■9月9日(金)

先週の火曜(9/6)に病院に行ってきたのだが、金曜(9/9)の夕方、私が帰宅したら熱を出していた。38.4℃。まあ、39℃も超えていないし、喉が痛かったり咳が出たりはしているが、「痛くてモノが飲み込めない」とか「食欲が全然無い」とか「ニオイや味が分からない」などというコロナの典型的な症状も訴えないので、「風邪か」くらいに思っていた。まあ念のためにそれからは相互にマスクをしたり、ドア越しに話したり気をつけ始めたのだが。

■9月10日(土)

翌土曜日(9/10)、私は買い物に出かけたついでに薬局で抗原テストキットを購入してきた。実は今年の年初に買っていたのだが、てっきり使用期限は半年後だと思い込んでいた。で、新たに買ってみて気がついた。製造後2年間も使えるじゃん! 半年前に買ったキットもよく見てみたら来年の3月まで使える!何で半年とか思い込んでいたのだろう?

もとい。で、土曜の晩に抗原テストをやってみたら・・・

SARS-CoV-2 ラピッド抗原テスト [ロシュ] 

ご覧の通り、くっきりクロ!間違いなくクロ!発症もしているので議論の余地がない。

 

さて実際に身内に感染者が出たらどうするのか。

兄は(私もだが)ワクチン4回接種済みで、この時点での体温は36.8℃。もうかなり下がっている。そのまま経過観察してればいいんじゃないか、と思うが、社会的にそれで良かったのか自信がない。

というかこのところ朝令暮改のようにルールが変わっている。

ということで念のため、

東京都(福祉保険局)東京発熱相談センター

に電話した。これは「かかりつけ医」のいない人が相談する先としてHPにでていた。

その方のアドバイスによれば、

兄は60歳を過ぎているので、市販の検査キットで陽性でも、「発熱外来」のある病院に行って、「確定診断」を受けなければいけない。その後の流れを見ると、その「確定診断」をした医院から保健所に連絡が行って、例の国のシステムに登録される、という流れのようだ。

60未満の人は市販の検査キットで陽性なら、いちいち病院で診察を受けなくともネットで登録できるそうだが・・・

※この情報は少しく間違っていた

翌日曜(9/11)に空いている病院は遠い。病状も安定してそうなので、月曜(9/12)に「発熱外来」のある病院に行くので良いでしょう。
③「発熱外来」は完全予約制。歩いて行ける距離の複数の病院を教えてもらう。ともかく予約が取りにくいので、月曜朝一で電話しまくりなさい。

ということだった。

で、同居の家族として自動的に濃厚接触になってしまった私については、

このまま発症しなくても、東京都に申し込んで数日後に送られてくる濃厚接触者検査キットで陰性になり、かつ兄の発症の5日後の水曜、9月14日までは「濃厚接触者」が解除にならないとのこと。

うわ~元気かつ天気が良いのに外出もままならぬのか!

■9月11日(日)

結婚して近所に住んでいる実妹夫婦がそもそも土曜に所用で来る予定があったので、兄が発熱してるから来ない方が良い、と伝え、その後の経緯として結局コロナに感染していたことを伝えていたので「なにか必要なモノない?」というありがたい申し出が。

なので、火曜日に生鮮食料品を中心に買い出しをお願いする。

■9月12日(月)

朝から電話するため、7時起き。家から一番近い発熱外来のある病院のホームページを見ていたら、webで問診票が書ける仕組みがあった!(全部の発熱外来のある病院にはないようである)ので、先付けで問診票を書いて送信しておく。で、病院が開く5分前にフライングで電話したら、「webで登録した問診票を見てから病院の方から連絡する」とすげー迷惑そうな対応。必ず電話で予約しろ、と東京都から言われていたから連絡したのにさ。正直ちょっとムカツク。

で、すぐに病院からメールがあり、「電話診察」で済ませられるので検査結果の写真を送ってきて欲しいとのこと。

外出しなくて良いのはこちらにとっても社会にとってもラッキーではあるが・・・これまた東京都の説明と違う!ただしこの家から一番近い発熱外来のある病院、健康診断か何かで兄が診察票を持っていたので、「かかりつけ医」扱いになり「電話診察」ですますことが出来たのかもしれないが。

まあ、「発熱がある」「抗原検査キットで陽性」なら完全にクロ。わざわざ来院させて再検査する意味はない。60歳以上の人は確実に「病院→保健所」の情報の流れに乗せて、重症化した時の対応が上手く出来るように、という意図なのかもしれないが、現実には沿っていない。

60歳未満の人と同じように、webに登録で問題ないよな。

■9月13日(火)

朝から救援物資を買い込んだ妹が我が家に到着する直前に、保健所からSMSが。

「有症状者が症状軽快後24時間経過した場合、又は無症状者は人との接触は短時間とし、公共交通機関を使用しない、マスク着用等の感染予防策の徹底を前提に、食料品の買い出し等必要最低限の外出は差し支えありません

つまり発症していない濃厚接触者も食料品の買い出しは行けるということだよな。そういうことは先に言え!

しかしこの2週間くらいでいろいろルールが変わりすぎ、良く分からないことも多いと感じた。

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濃厚接触者になって4日目、私は未だ発症の兆候はない。

まあ同居の家族、と言っても「兄」だからな~。一緒にご飯食べるの週4回だけで、最後に食べたのは先週水曜(9月7日)。食事の時以外、ほとんど会話はないし、伝染る可能性は低いと思う。

しかし東京都からの濃厚接触者検査キットはまだ届いていない。

■追記

本日(9月13日)夕方に東京都からの濃厚接触者検査キット届く。まあ症状が全く出ていないので当然だが、ちゃんと陰性だった。しかし一回政府の(厚労省の)システムに登録すると次々とSMSが届くが、COCOAに登録しろ、という依頼も再三届く。今日のニュース『13日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルス感染者との接触を通知するスマートフォンアプリ「COCOA(ココア)」の機能を停止する方針を明らかにした』時事通信、というのを見ると本当にバカらしい。そもそも入れる気持ちなんてずっとなかったけどね。

Blogのタイトル改題/今後の方針について

6ヶ月ぶりの更新。

その間、個人的な日記は書いていたりしていたんだけど、「何をBlogに書くか」の基準が自分の中でブレてしまって、結果、Blogに何も書けなかった。

ようやっとその辺の「心の整理」が付いたので、タイトルも一応改題して、この項からBlogを再開することにした。

 

【今後の方針】

■Blogに書く内容

文章にして後になって読み返したいと思ったものは原則、このBlogに書く事にした。

以前は「公開するに値するもの」などと自ら縛りをかけていたが、それが自縄自縛になり更新が滞った原因の一つだったので原則、公開を気にかけず書き残すことにした。

ただし、公開すると差し障りが出そうな、

「人との私的な交流について」(公開すると差し障りが出る場合)

「構想中のテキスト作品のネタ」(これからのモノなので)

「自分の今後の方針や具体的計画」(ただし公開すると差し障りが出る場合だけ)

の3点は個人的な日記に残す。それ以外は基本、全部Blogに書く!

 

■Blogのカテゴリーを整理

 カテゴリーを下記に修正してゆく。

①自作説明

 自分の作品に関しての説明や、書き残しておきたい備忘録的なもの。

 01-01[作曲]自作品一覧 01-02[作曲]自作品紹介 01-03[作曲]DTM備忘録 など

 また最近始めた03-01[カメラ撮影の備忘録]など

 またこのBlogに関しての方針など01-99 [このBlogに関して]

②記録

 自分が行ったキャンプや旅行について記録(創作物以外全般)。

 02-01[記録]キャンプ

 02-02[記録]小旅行(日帰りのお出かけ) 02-03[記録]旅行(宿泊のあるお出かけ)

 移動手段

 02-11[記録]散歩など 02-12[記録]自動車

 02-13[記録]オートバイ 02-14[記録]自転車 など

③批評・感想

 他人の創作物や観戦したサッカーの試合に対しての批評・感想。

 03-01[批評・感想]音楽 03-02[批評・感想]無名名曲アルバム

 03-11[批評・感想]映画・ドラマ 03-21[批評・感想]本 03-31[批評・感想]美術

 03-51[批評・感想]サッカー 

④思想

 「思想」と言えるほどのモノではないことが多いと思うが、

 私が、

 04-01[社会に対して考えている事]04-02[自分について考えている事]について。

⑤日記・覚書

 05-01[日記・覚書]

 以前書いたモノについていた分類。遡って変えるほどの内容じゃないのでそのまま。

 

■文体の変更

 「です・ます」調から「た・した」調へ。

 必ずしも統一していたわけではないが、「です・ます」調で書く事が多かったが説明口調でずっと違和感があった。分かりやすく書きたいとは思うけど、それは広く読んで欲しいわけではなく、自分自身の考えを分かりやすく整理するのが目的なので「です・ます」調を原則やめることにした。

 

■今後の更新

 昨年の秋以降に行ったキャンプ・旅行の記録や、映画の感想などについてから書いてゆきたいが、順を追って書いてゆこうとすると、いつまでたっても近近の出来事にたどり着かない。

 なので、記憶が新しい近近の出来事を優先して書いてゆく。

 しばらくは時系列がぐちゃぐちゃになるが、昨年の秋以降の記録はおいおい書く事にする。

 

2022年9月6日撮影 35.0mm、F=16、T=4sec、ISO200

サッカーW杯アジア最終予選 日本代表✕ベトナム代表戦を観にゆく (3)試合内容もひどかった

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(写真は試合前の先発組アップの様子。埼玉スタジアムはバックスタンドほぼど真ん中の、2階席の2列目という、ゲーム全体は見やすいけど人は認識しにくい席だったが、買ったばかりのキヤノンのデジタルミラーレスカメラと望遠レンズの威力はすごく、三脚もないのに、肉眼では全く認識できなかった選手がハッキリ分かるレベルで撮れてる!このカメラの話もいつかは書きたい)

 

 文句を垂れて少しは気が晴れたので試合内容について。正直、前述の問題に腹が立って試合をTVやDAZNで見直してはいないので不正確かもしれないけど。

 

 で、試合内容なんだけど、これもひどかった。メンバーは前述した東京新聞の予想(共同通信ネタなのかもしれないが)と違ったのはキーパー川島だけ。後で思い起こせばこの試合は、川島と柴崎と原口の代表引退試合になったかもしれない。

 ま、冗談?はさておき、先発メンバーで一番の問題はホームでのオーストラリア戦以降、ずっと上手くいっていた中盤の3枚を総とっかえしてしまったこと。遠藤航が離脱したのはしょうがないとして、守田と田中碧二人とも外すって。初めてやる3人が全く機能しない、そりゃそうだ。そうだからこそ、ここまで序列をあまり変えずに少しずつ選手を変えてきたんじゃん(監督が望んだかどうかは別として)。それなのに中盤の3枚を総取っ替え。もう監督のアリバイ作り以外の何物でもない。チケット代返せと言いたくなる。

 正直、あんな使われ方をした旗手がかわいそすぎ。旗手を試すならアタリマエだけど、「守田、田中碧、旗手」フロンターレ組で使えるかどうかをまずは試せばよかったじゃん。それなのに、事前に指摘した「心配なのは柴崎かな。アンカーやるというウワサを聞くが、向いてない。4-3-3だと本当に居場所がない選手」という柴崎がよりによってアンカー。心配通り、前半の柴崎はすご~く中途半端なポジショニングでほとんど存在感がなかった。悪い予感がズバリ当たってしまった・・・というか誰でも事前に想像つく。だから監督のアリバイ作りと言いたくなるんだよな。ベトナムごときにボールを回され、まともにプレスがかからない。

 ともかくセットプレーから点まで取られて、まさかのベトナムにリードされるなんて言う最悪の前半が終わって、後半開始から旗手out伊東inで4-2-3-1にしてから良くなったけど、今思えば前半のウチに旗手をそのまま右サイドに入れればシステム変更が可能だったよなと。そういうユーティリティ性が旗手のウリでもあるわけだし、後半待たなくても対応可能だった。RSBがフロンターレの山根だということも含め上手くいったかもしれない。

 が、森保監督にはそういう柔軟性がない。そりゃ練習する時間がなさすぎ、というエクスキューズが成り立つけど、だったらそれを言わないと。従順なところ、協会の政治力のなさに文句を言わないところが上層部から買われている、という悪印象だけが際立ってしまう。

 もとい。さらに後半途中から原口、柴崎を下げて守田、田中碧を入れてさらにギアが上がったが、結局、勝ち越せず。

 友だちも指摘していたが、ベトナムとかタイとか東南アジアの国とやるときは、ヘッドの強いデカいFWを入れといた方が間違いなく良い。「日本のサッカーを」とか「ジャパンウエイ」とかワケのわからん寝言を言う前に、勝つための最善の手を打てよ。バルセロナだってルーク・デ・ヨングに頼る時あるじゃん。バルセロナほど強くない日本代表にはそういうカードが絶対に必要。今回は運良く、オーストラリアに勝っていたからベトナムとそんなに真剣にやらなくて済んだけど、もしオーストラリアに負けていたらベトナムに大差を付けて勝たなければいけなかったわけで、そもそも最初の人選からして間違っていたと言える。

 ともかく試合以前の問題で不快になり、試合内容も良くなく、散々なゲームを観させられた。

サッカーW杯アジア最終予選 日本代表✕ベトナム代表戦を観にゆく (2)試合以前の問題で、せっかくの観戦が台無しに

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 昨夜の試合の具体的な内容について書きたいけど、それ以前の問題が。

 楽しめなかった!

 結果はともかく、日本がホームのゲームなのに、こちらだけ一方的に声が出せないなんて! アウェイ・サポが大騒ぎするのを指をくわえて眺めるだけ。そしてそれにまともに対応しようとしない主催者(ほぼ日本サッカー協会)のバカさ加減。無能さ。日本語や英語のアナウンスが入るたびにムカツいた。少なくともベトナム語でやれよ、守ってないのベトナム人なんだしさ、何で出来ないの?

 ともかくフラストレーションだけが溜まった。

 

 基本的には「声出しの応援禁止」はまん延防止策が終わっている現時点では「マナー」である過ぎず、犯罪行為とかではなく「お願い」レベルである。

 じゃあなんで日本人観客がおとなしく言うこと聞いているのかと言えば、代表戦だけじゃなくJリーグへの悪影響があると思っていた部分が大きいと思う。また観客数の制限など受けたくない。そうなれば観客にも、各クラブにとっても良くないと理解しているからであり、そうなることを避けたいという動機がサッカー好きにはちゃんとあるからだろう(少なくとも私はね)。

 しかし。昨夜来ていたベトナム人の観客にとってみれば(ほとんど在日のベトナム人だと思うけど)、そういう動機は全くない。残念ながら日本に住んでいるだけのヨソ者だったということだ、良い悪いは別として。

 で、そこからが問題。そいういうことが分かった時点で、たとえばベトナムの監督とか(反日で有名な韓国人らしいが)、キャプテンとか、ベトナム・サッカー協会のエライ人とか、ベトナム人が言うことを素直に尊重するだろう人に、音響と映像を通じてベトナム語で説得してもらう必要があった。高圧的にでなく、DJポリス的な方法で。そうすれば少しはマシな結果になっていたと思う。

 そんなの後知恵じゃん、と思われるかもしれないが、こうなることは試合が始まる前から分かっていた、少なくともちょっと早めに会場に着いていたニンゲンにとっては。

 ベトナム・チームは試合前の練習時点から自国の観客を煽っていたし、それに対してベトナム人も大声で声援を返していた。その時点で、このゲームを取り仕切る日本サッカー協会が危機感を持っていれば、前もって打てる手があったはずなのに、今となってはどうでもいい試合後の「W杯出場決定報告会」の準備に忙しかったのか何にもしなかった(皮肉ね、ここ)。

 で、ちゃんと対応できなかった結果、ベトナム人への偏見が新たに生まれてしまったと思う。礼儀を守らないクズであると。日本語や英語で再三アナウンスしても大声出してた野蛮なヤツラだと。

 そもそも今考えれば、昨日のゲームは、コロナ禍がちゃんと明けてない中で行われる、国内最初の国際試合だった。慎重に対策を練るべきだった。(たぶん)在日のベトナム人が大勢集まることは想像つかなかったのか? 日本国内のチーム同士の戦いとはワケが違うことに気づかなかったのか?

 百歩譲って気づかなかったとしても、試合が始まる前の段階で状況に気づいたはずである。それなのに無策。

 結果、せっかく観に行った日本人観客はないがしろにされたまま最後まで観るハメに。何回も繰り返される日本語のアナウンスは、実効性が全くない、日本国内への言い訳に過ぎなかった(注意したんですが聴いてくれませんでした、って子供の使いか!)。

 もちろんサッカー協会に対して不愉快だったので「W杯出場決定報告」セレモニーなんて観ずに、急ぎ帰宅の途についたことは言うまでもない。

サッカーW杯アジア最終予選 日本代表✕ベトナム代表戦を観にゆく (1)今日は面白いチームが観れるぞ?!

 今回も、これから埼玉スタジアムに観に出かけるんだけど、その前に一言。

 先週のオーストラリア戦では、南野が信じられないくらい惜しいシーンを作り出し、しかし信じられないくらいそれらのチャンスをことごとく外しまくった末、84分に交代で入った三笘薫が鬼神のような働きで2点を取ってW杯出場決定も決めた。日本サッカー界にとっては一見、喜ばしいことである。

 しかし。

 まさにこういうのって「塞翁が馬」状態。これにより「成功による復讐」効果が生まれるんだよね。森保監督に対して支持はしない理由については前述(サッカーW杯アジア最終予選 日本代表✕中国代表戦を観にゆく (1)観に行く前に言っておきたいこと )したけど、要は「森保監督ではW杯のトーナメント1回戦も勝ち抜けない」可能性が高い、ということ。なのに、スケジュール的にW杯までにテストマッチもロクに組めないようだ。

 なので、W杯本番は森保監督で行くことがほぼ決まってしまったということだ。

 と言う意味で、喜ばしくはないというのが私の評価。

 まあ、それはそれとして。
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 本日のゲーム、まん延防止も明けたので座席数の制限がなくなり満員で入場させることが可能だが、当日12:00時点でもまだチケットは残っていた。

 まあそうだよね、W杯出場は決まっちゃってるんだから。が、本日のゲームは旬な選手がまとめて長い時間観られる楽しみが(たぶん)ある。
 もう、旬の過ぎた選手ばかりが選ばれるのには飽き飽きしていたのは私だけではあるまい。でも今日のゲームは、ほぼ間違いなく久保や三笘、旗手が個人プレーだけでなく連携も含め、躍動する様子がそこその長さで観られると思うと今から心が躍る。

 ちなみに今朝読んだ東京新聞の予想だと、 
       GK権田
 RSB山根/CB谷口 吉田/LSB中山
       Ank柴崎
    IH原口    旗手
 RW久保         LW三笘
       CF上田

 である。オーストラリア戦先発を完全に外すなら、
 GK権田→シュミットダニエル、RSBは山根→植田、CB吉田→中谷、という選択肢もあるが。

 ならば、Ankを守田、IH原口でなく田中碧(婚約?おめでとう)として、ほぼ川崎フロンターレOBで固めるという美しい布陣もとれる。                         

       GK川島
 RSB山根/CB谷口 中谷/LSB中山
       Ank守田
   IH田中碧   旗手
 RW久保        LW三笘
       CF上田

 MAX川崎OBが8人出場!まあ無いだろうけど。ちょっと心配なのは柴崎かな。アンカーやるというウワサを聞くが、向いてない。4-3-3だと本当に居場所がない。

 などと予想と期待が膨らむ。

 ということで、てな感じで楽しんできます。夜は冷えるようなので大変だけど。

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を観て~まさか「ゴーストバスターズ」というタイトルがついている映画で泣かされる日が来るとは

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 ちょっと旧聞になりますが、前述の「ウエスト・サイド・ストー-リー」を観た日にこの作品も観たのでその感想などを。

 前提として私は1962年生まれ(もうすぐ還暦)で、最初のゴーストバスターズ」(1984年)は当然観ていたし(映画館ではなかったような。たぶんレンタルビデオで観たかTVの放映で観たかどっちか)、もちろんゴーストバスターズ2」(1989年)も観ていた。主題歌(レイ・パーカーJr)もガッツリ聴いていたし、つまりはそこそこ思い入れがあるわけです。

 で、今作品。

 面白かったです。観て良かった。

 まさか「ゴーストバスターズ」というタイトルが付いている映画で泣かされる日が来るとは思わなかったです。最後は滂沱の涙を流したし。まあ泣かせる映画が良い映画とは限らないけど、この映画は好感持てます。

 最初の「ゴーストバスターズ」(1984年)から続くハチャメチャなコメディ要素と、こまっしゃくれた子供がムチャクチャやる「ホームアローン」的要素と、祖父/母/娘の3代にわたる親子関係を描くハートウォーミングな部分と、昔のキャストが醸し出す「同窓会」的ノリが、良い具合に配合されている。最後の方なんか、その4要素それぞれで泣かせてくれるという中々素晴らしい出来の映画だと思う。

 具体的な感想を言おうと思うと、ほぼネタバレになってしまうので言えないのが不満なくらい。旧作を見ているニンゲンから見れば、上のキービジュアルの写真の女の子の扮装?である程度推測はつくけれど。

 観る価値ある。是非とも映画館で、という作品ではないけど。正直、テレビモニターとかで観ても通じると思うので(すごい特撮がある、みたいな作品ではない)。

 そりゃ「ウエスト・サイド・ストーリー」みたいな10年とか20年に何度も現れないような傑作ではないけど、これはこれで非常に楽しめた。

 ちなみに「ゴーストバスターズ」(1984年)の監督で、今作の製作兼出演のアイヴァン・ライトマンはつい先日、2/12に死去した報道があったけど、たいした話題になっていないのか、動員数の追い風にはならなかったらしく、観客席数の少なくなったスクリーンでやっていたにもかかわらず、入りは4割くらいであった。正直、もっとヒットして欲しい。残念。

 ちなみにちなみに。副題の「アフターライフ」、ちゃんと意味があります。

ウエスト・サイド・ストー-リーを観て/救いのない話なのに、なぜ後味良いのか?

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https://www.20thcenturystudios.jp/movies/westsidestory
エスト・サイド・ストーリー公式サイトより引用

 「ウエスト・サイド・ストーリー」を観た。

 ミュージカル舞台作品の2度目の映画化。スピルバーグ初のミュージカル作品。

 前のウエスト・サイド物語(1961年版)は10代の頃に観た記憶が微かにあるけど、ディテールは全然、覚えていなかった。なので設定が加えられている部分や違う部分があると思う(街が再開発にあっていて、ストリート・ギャングの抗争にかかわらずどちらも出て行かなければいけない、という設定は1961年版にはなかったのでは)けど、確信を持っては言えない。つまり前作との比較は出来ない。バーンスタインの音楽は好きなので前の映画のサントラを持っているが、映像のDVDとかは持ってないし。つまりは主に「Maria」とか「Tonight」とか「One Hand, One Heart」「Somewhere」の歌を聴いていただけだった。

 で、予習はほとんどしないまま観たんだけど、ホント、「圧倒された」

 モノスゴイモノを観せてもらった感じ。

 全く救いのない物語を、作られてから60年後に聴いてもそこそこ突き抜けているバーンスタイン音楽と、さすがスピルバーグ、という映像美で見せつけてくれる。出てくるニンゲンで思慮深かったり、賢かったりするのは皆無。底辺から抜け出せない若者たちが刹那的?に、破滅に向かってイガミ合い、争う。

 下敷きにしているシェークスピアの「ロミオとジュリエット」なんてしょせん「すれ違い」の悲劇で、展開に必然性がないんだけど(神父がシッカリしてればああいう結末にはならなかっただろう・・・)、この物語は「悲惨な状況に置かれている人たちが、世界や運命にあらがい、あがいても結局そこから抜け出せない」悲劇。希望に満ちあふれた美しい歌を何度歌おうとも、悲惨な結末はニンゲンごときでは避けられない、と言いたげな、まさにギリシャ悲劇のような物語が描かれていた。1961年版より、そこは強調されていると思う。

 なのに。

 そんな救いのない話なのに、観終わった後の後味はなぜか良い。繰り返しになるけど圧倒的にモノスゴイモノを観せてもらった爽快感みたいなものがある。なぜか全く救いのない結末なのに希望が感じられる。その理由のひとつは明らかに音楽のチカラだと思う。音楽は直接感情に訴えてくるから、物語内容に関わらず、すばらしい歌が救いを感じさせてくれる。

 もちろん叙事物語の悲劇的結末によるカタルシスもある。

 などと分析などするけど。

 ともかく凄かった。心激しく揺さぶられた。映画を観て、久々に深く感動した。

 

 救いのない話で、なおかつ大雑把に話は知っているので(ロミオとジュリエットが下敷きになっているという段階でそもそもハナからネタバレしている)、家で配信やパッケージメディアとかで観たら歌以外の部分を早送りとかしてしまいそうで、そうするとクライマックスの感動が薄れてしまうだろう。加えて現在のシネコンの音響の良さがあるので、これは絶対に映画館に足を運んで観るべき映画である。2千円しないでこれだけのものが観られるなんて安いモノである。

 ついでに。登場人物で言えば男主人公の盟友?リフの描き方ならびに俳優の演技やビジュアルが凄かった。もう未来に絶望していて、自暴自棄になって、男主人公のトニー(堅気になりそうになっていて、そして呑気に恋とかしている)を巻き込んだ拡大自殺をしかけるかのような人物像。非常に今日的でセツない。それと女主人公の兄の恋人アニータの圧倒的な存在感。良くも悪くも女主人公のマリアは18の浮かれた小娘としてちょっと軽薄なニンゲンとしてちゃんと描かれているんだけど、それとの対比がエグかった。それにアニータの俳優はダンスシーンも凄かった。

 結果として男女の主人公に(ほとんど)感情移入できない話でもあるのに、観終わるとちゃんと感動してるっていうのもすごい。

 ともかく。後世に残ってほしい一本だと思う。