ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

<推薦外> ハリス 交響曲第7番 第9番 他

<2005/7/22に書いたものの更新>

NAXOS 8.559050
ハリス
交響曲第7番/勇気ある人J.F.ケネディへのエピローグ/交響曲第9番

テオドレ・クチャル(指揮)ウクライナ国立交響楽団

本題。ハリス(HARRIS 1898-1979)というアメリカの作曲家の作品。NAXOSでもこの作曲家のものは、これ1枚しか出ていないようです。さて、実際に聴いてみた感想ですが、私の好みから行くと、★★☆☆☆(星2つ)。

無調の作品ではなく、オーケストレーションなど決してつまんないわけではないですが、聴いてみて「カタルシス」がない。聴いて楽しかったり癒やされたり燃えたりしない。こういう作曲家の人ってアカデミズムとかに毒されて、分かりやすかったり、普通に美しいメロディとかにアレルギーがある、というか誰でも分かる曲を書くのが仲間に対して恥ずかしいんじゃないか、とか思ってしまいます。

クラッシック系の(古典、という意味じゃなく、高踏なところを目指す)音楽とはいえ、広い意味ではエンターテインメントに違いはなく、そういう意味で、私にとっては余り人に勧められるものではなかったです。

残念。

ちなみに9番の方がまだましで、7番(1楽章形式)なんて、盛り上がりそうな音像なのに、結局クライマックスが来ない、イキたいのにイケない困った曲でした。

 

なお、現在は006ロースソーンの方を聴き始めています。こっちは期待できそう。