＜7/22に書いたものの更新＞
NAXOS 8.557480
ロースソーン
交響曲第１番／交響曲第２番「田園交響曲」／交響曲 第３番
デーヴィッド・ノーラン（リーダー）/シャーロット・エレット(S)
ロースソーン(1905-1971) RAWSTHORNE
第１番は全楽章通じて緊張感の漂う、佳曲と言えましょう。★★★★☆星３つ半くらいかな。特に１楽章の派手さは「山っ気」（ケレン味）があって良いのでは。そんな長くて美しいメロディが出てくるわけではないのですが、激しくたたみかける感じがあって良いと思うのです。
問題は第２番。感想を言うのに困る曲。NAXOSのうたい文句は「この個性は作曲家が「田園」を書くとこうなります」とあり、このひとにとって田園生活って言うのはノビノビ、ほのぼの、素朴な喜びじゃあないようだ。静かな落ち着いた空間、に近いんだけど、寂しい時間を過ごす場所のようにもとれる。すくなくとも何回も聞き直したいとは思えないから★★☆☆☆星２つくらい。
さて輪をかけて良くわからないのが第３番。１番を聴いた限りだと、この作曲家と波長が合うのかもしれないと思うんだけど、この３番は全く波長が合わない。何を表現したいのか想像付かない。
ということで、もう少し他の曲も聴いてみたいと思ったので、
8.553567 弦楽のための協奏曲/フルート、ホルンと弦楽のための田園風コンチェルタンテ/弦楽のための軽音楽（カタロニア歌曲による）/リコーダーと弦楽オーケストラのための組曲/弦楽オーケストラのための哀歌風狂詩曲/室内管弦楽のためのディヴェルティメント
8.554763 交響的練習曲/オーボエ協奏曲/チェロ協奏曲
8.555969 ピアノ協奏曲 第1番/コンスタント・ランバートの主題による即興曲/ピアノ協奏曲 第2番
の３枚も発注してしまいました。Amazonで３～４週間かかる、と出ると入手できない可能性もあるので心配ではありますが。
いずれにせよNAXOSのイギリス作曲家のシリーズはウォルトン・アーノルド・フィンジなど結構充実していているので、あとの曲には期待しましょう。
