久々に映画館に映画、というかウディ・アレンの映画を久々に観る。というか映画館に映画を見に行ったのは宮崎アニメ(ハウルの動く城)が最後だったかな。
で、私は全然知らなかったんだけど、その間、この作品込みで3本が公開されてた!アレンの映画は「カメレオンマン」から公開時に必ず観ていたけど、我ながらW.アレンファンとしてチェックが甘かった(先週の「爆笑問題の検索ちゃん」で太田君が言っていなかったら今回もチェックしてなかった)。
さて、近年のアレンの作品でいうと
■「さよなら、さよならハリウッド(HOLLYWOOD ENDING)」
2002年作品 05年4月日本公開 これは観た。
■「僕のニューヨークライフ(Anything Else)」
2003年作品 06年1月日本公開
「メリンダとメリンダ」の方が先に公開されたので、まだDVDになっていない。
今のところ私にとって幻の作品。
■「メリンダとメリンダ(Melinda and Melinda)」
2004年作品 05年夏日本公開
■「マッチポイント(Match Point)」
2005年作品 06年夏日本公開
という公開のされ方をされていたので、作品の出来上がりと日本公開が逆になっていて、わかりにくかった、と誰にか解らないけど、言い訳をしときましょう。恵比寿ガーデンシネマに観に行ったので観ていない2作品のパンフも買ったのだけど、なんでW.アレンの映画のパンフって変な形してるんだろう。小洒落てるけど保管に困るよ!が、今回の「マッチポイント」は普通の形でよろしかった。
さて、本題の「マッチポイント(Match Point)」。この映画、アレン独特のタイトルロール(黒地に白抜きで名前がタイプされているだけ)があるから見間違うことは無いけど、前もってアレンの作品だ、って言われなければ、アレンの作品じゃないような作品。まあ、シリアス路線(「インテリア」とか「夫たち妻たち」)だし、アレン本人も出演してないし、アイロニー漂う話ではあるけど、コメディを期待して観に行った僕はガッカリした。「スターダスト・メモリー」に出てきた宇宙人が言うようにやっぱり「笑い」を求めて観に行くのだから。
じゃ、そもそもシリアスなものとして観たらどうだったか、と考えると、そんなにひどい作品じゃないけど、お金出して観に行くほどの魅力には欠けた、と言っておきましょう。こういう作品が作りたい気持ちは解らんわけではないけど。