ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

世田谷美術館にアンリ・ルソー展を観に行くが・・・パブリックアート展の方に感動!

ルソー展

すでにカミングアウトしているように、私は鬱病で会社を休んでいるんだけど、最近調子が良くて、リハビリで午前中だけ会社に行っている。だから、午後は時間がある。で、日曜日(12/10)で終わる「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢 アンリ・ルソーと素朴派、ルソーに魅せられた日本人美術家たち」という展覧会を観に、世田谷美術館に行く。世田谷美術館に行くのは始めて。砧公園の一郭にあって、環八⇔東名というときによく通るんだけど、電車で用賀の駅で降りるのは始めて。駅から砧公園まで歩くと15分(散歩道になっていて、なかなか歩き甲斐がある)、公園の中を5分くらい歩くから20分くらいかかる。今日は東京地方は曇りで寒かったからちょっとキツかった。

しかし、遊歩道の整備といい、区立美術館があることといい、砧公園は広いといい、まあ世田谷区は金持ちや。我が豊島区とは大違い(豊島区にある「東京芸術劇場」は都の施設だし、「豊島公会堂」はボロいし、まともな公園もないし、サンシャインは民営だし、やっぱ豊島区は貧乏や)。

 

で、本題の「ルソー展」だけど、まあ、アンリ・ルソーの絵が少なすぎ!確かにサブタイトルにある通りなんだけど、ルソーの画集に出てきそうな絵は1枚こっきり(上のチケットにある「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」)。素朴派っていってもたいしたことないし、影響を受けた日本人美術家って言ったって、たいしたことないし(まあ横尾忠則の描いたルソーの絵のパロディなんかは面白かったけど)。「俺はルソーを観に来たんじゃ!」と突っ込みたくなる。

パブリックアート展
とまあ、ガッカリして、「ついでだから観ておくか」と併せて買った、「空間に生きる-日本のパブリックアート展」をその後、観たんだけど、これは良かった!「パブリックアート」とはなんぞや、ということを説明するのは私には出来ないけど、まあ、おおざっぱに言えば、日本中の公園なんかにある立体美術品(彫刻なんかやな)や、建物の構造やその他もろもろを「景観」として一体化して観る(触れる、聴く、なんていうのもあった)ことなのかな。

もちろん本体はとてつもなくデカイので、持ってきて展示なんて出来っこないけど、このアート展では、写真や模型やビデオなんかで観せてくれる。

札幌の「モエレ沼公園」(イサム・ノグチ設計)、「ベネッセアートサイト直島」の「護王神社」(杉本博司作)なんか、絶対行って観たくなる、感じたくなる!

後、いわき市小名浜港の「潜在する音の海-Wave Wave Wave,Umi-Tsukushi」。私の両親の出身地やないけ!港の埠頭に「波の音を感じるベンチ」なんて洒落たもんが出来ていたなんて、全く知らなかった!

ということで、こっちはDVD付きの展示会パンフレットや、「モエレ沼公園」のパンフなど買ってしまった。そっちの内容は暇があったら、またこのブログで書いてみるつもり。

この展示会は12月24日までやっています。数少ないとは思いますが、このブログを読んだ東京近郊の人、絶対損はしないから急いで観に行くべし!