ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

厳冬の?西湖でキャンプ(3)-本当に「厳冬」だったのか、三日間の過ごし方

070210キャンプ3

前回の続き。
10~12日の間、11日午後の強風を除けば、日中はだいたい穏やかで快晴。ただし11日の午後の強風は、よくタープが飛ばなかったな、と思うような強風が湖を渡って吹いてきて、「今夜は焚き火なしか」とまで思わせたけど、夜にはやんでいた。だから昼間だけをとったら「厳冬」とは全く言えない、それどころか春の近づきを感じさせるような気候でした。

 

が、東京のマンション暮らしに慣れた私にとって夜間の冷え込みは結構きつかった。
一泊目は、ウレタンマットを3重に敷き、春秋用のシュラフを2重にして寝たんだけど、やっぱり寒くて明け方に目が覚めてしまった。それにこりて、二泊目はキャンプ場で毛布を借りる。しかし、二泊目は夜になってから急激に寒くなってきて、夜の9時くらいで早くも氷点下。濡れた軍手が凍り付いてモサモサになってしまってびっくり。焚き火も早くからはじめたから10時半には薪がなくなってテントの中へ。借りた毛布をシュラフの上に掛けて寝てみたんだけど、地面から這い昇ってくるような寒さで眠れない。毛布を縦に二つ折りにしてその中にシュラフを入れて寝てみたけど、やはり地面からの寒さが止まらない。
しょうがないので最後の手としてエアマットを使用してみる。こいつは厚さ2cmくらいのもので、一度使うと、袋に入れるまで空気を抜くのにえらく手間取る難物なんで使いたくなかったんだけど。しかし、使ってみるとやっぱりエアマットの効果は絶大だった。それまで地面の方から染み出るように来ていた冷たさが完全にシャットアウトできた。おかげで二泊目は熟睡できました。

 

こんなんで「厳冬」なんて、北国に住んでいる人から見ればちゃんちゃら可笑しいのだろうけど、東京生まれの東京育ちの身としては実に貴重な経験でした。これから寒そうな所にキャンプに行く時はエアマットを使うこととしましょう。本当の「厳冬」な所には絶対に行かないでしょうけど。あと、エアマットは付いていた袋に無理に入れるの今回であきらめて、ある程度潰してからゴムバンドでとめることにしました。考えてみればそれで十分持ち運びできるくらい小さくなるから。<次回に続く>