ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

なにを今更・・・「スウィングガールズ」を観て

スウィングガールズ

さて、上野樹里主演のスウィングガールズについて。2004年の公開時には、同じ監督(矢口史靖)のウォーターボーイズ(TVでやっていたのを断片的に観ていた)の自己二番煎じじゃないか、と全く観る気がしなかった。

が、今年のお正月に、のだめカンタービレinヨーロッパ」を観て、上野樹里のプロフィールをWikipediaでチェックしたら、「スウィングガールズ」で「ジャズやるべ」って言ってた娘だということがわかってレンタル屋さんでDVDを借りて観た。

見終えた感想は「実に良くできている」。ちょっと口惜しいくらい、設定(東北の田舎)、物語、画像が調和していて質が高い。後、最近の映画によくある欠点であるところのエンディングがしつこすぎることもない。彼女たちの演奏が終わって上野樹里の笑顔のアップで終わり。実に良質のコメディ。

上野樹里の演技もすばらしくはまっている(レンタル屋で借りた後、2枚組のDVDを買ってメイキングを観たら、上野樹里がオーディションを受けた時、関係者一同、演技以前に彼女が「友子」役そのもの、と思った、と発言していたから、どこまで演技なのか地なのかわからないけど)。

ということで、それ以来、すっかり上野樹里ファンになってしまったわけだ。で、出演作品をかなり観た。

ジョゼと虎と魚たち[主演じゃなくて、かわいいけど打算的でイヤな女子大生を演じていた。映画の出来はイマイチ]

亀は意外と速く泳ぐ[脱力系、と銘打たれていただけあって、すごくではないけどほどほどに笑わせてくれる]

サマータイムマシン・ブルース[笑えるけど映画で撮るほどの内容はない]

笑う大天使[原作が好きな私にとっては最悪・最低の映画。樹里ちゃんも仕事選べよ]

幸福のスイッチ[今ひとつ共感できず]

虹の女神 Rainbow Song[映画監督のオナニー作品。つまらないし、汚らわしい]

で、改めて思うのは、上野樹里は確かに美少女系?ではあるがコメディをやった方が味が出るってこと。確かに演じられる役の幅が広いのはわかるけど、彼女は笑顔が似合うんだよね。

それとともに、矢口史靖監督で、ウォーターボーイズもDVDで見直した。玉木宏君が三枚目の役で出ていてびっくりした。

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ということで、昨夜TVではじまったドラマ「ラスト・フレンズ」でヴェリー・ショートカットにした樹里ちゃんを見てびっくり。ラストシーンで長澤まさみにキスをして、さらにびっくり。乞うご期待、と言いたいところだけど、おじさんの私にとっては、あまり共感できそうにもない作品になること請け合い。困ったモノだ。