ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

<推薦外> アッテルベリ チェロ協奏曲 他

Atterberg Cello Concerto

いや~ユーロも終わって気が抜けてる毎日。鬱の調子も悪くないのに医者は会社に行っちゃいけないっていうし・・・などと贅沢な悩みの今日この頃。

===

さて、ということで久々にこのブログの本道、「無名名曲」の紹介と行きたいところなんだけどな~。

我が愛するアッテルベリのチェロ協奏曲がいつものcpoレーベルじゃなくてBISレーベル(ノルウェーのレコード会社らしい)から出ていたんで、さっそく購入して聴いてみたんだけど、これが余りよろしくないんだよな。

Op21ってことから言えば、交響曲第5番の次で、脂がのりきっているころの作品だと思うんだけど、なんか、パッとしない感じ。

確かに派手でねちっこい暁期ロマン派のアッテルベリの作風とチェロって相性が悪いのかもしれないけど、オーケストレーションも今ひとつの感じ。第3楽章の出だしなんかも緊張感に溢れて悪くないんだけど、チェロの音量だといつものアッテルベリの重厚なオーケストレーションと張り合えないのか、曲が進むに連れて緊張感が無くなって行くんだよね。

演奏が悪いのかな?

特に第2楽章なんかしみじみ聴かせるメロディが出てくるんだけど、なんか淡泊な演奏なんだよね(よく言えば上品なんだけど)。

カップリングのブラームス弦楽六重奏曲の弦楽合奏編曲版というのも、わざわざ収録するほどの曲じゃないし。

ということで、バイオリン協奏曲やピアノ協奏曲のようにはお勧めできない一枚でした。残念。

===

で、無名名曲探しの旅は続いているんだけど、最近は良いの見つからなくて。シマノフスキとかNAXOSから出ているのをまとめて聴いたけど、R.シュトラウスの「死と変容」の出来損ないみたいな曲ばっかで(唯一バイオリン協奏曲第1番は聴けた)わざわざ取り上げるほどのものじゃないし。

ということで、正直、ネタに困っている今日この頃です。