ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

041 モーラン 交響曲ト短調 他

無名名曲アルバム-モーラン 交響曲ト短調

無名名曲アルバム自体の久々の更新。

モーラン 交響曲 ト短調シンフォニエッタ/ロイド=ジョーンズ

こんな格好いい交響曲、久々に聴いた。これだから無名名曲探しの旅は止められない。
ともかく第1楽章はスリリングでいながら、郷愁に満ちた美しいメロディに満ちあふれている第2主題なんて涙もの。ともかくこの第1楽章だけでも聴く価値は大いにある!ともかく格好いい。で、NAXOSの煽り文句的には一番のお勧めの第2楽章もそこはかとなく寂寥感が漂い、寂しくとも重苦しく、そして美しい楽章。快活で懐かしげなスケルツオに当たるヴィヴァーチェの第3楽章。トリオ部分が実に快よい。ゆったりとした導入部分の第4楽章は時に激しく、時に叙情的に、そしてしめやかかつ激しく終わる。全曲で44分半のちょっとした大曲。第1楽章の2つの主題が変形されて何度も出てきて、循環形式なのかな?私には分析出来ないけど、ホント、良い曲です。ダイナミックレンジの広い曲なんで、大音量で聴くべきですな。
併録されている「シンフォニエッタ」も楽しげで、とくに名曲じゃないですが、聴く価値はあって、もったいないところがない。

ともかく美しいメロディとクリアでダイナミックなオーケストレーション、絶対のお勧めの1枚。この人が一曲しか交響曲を残さなかったのは残念。バイオリン協奏曲も書いているみたいで、早速発注しました。