ハトコのたわ言

趣味に生きる隠居のたわ言集です

「容疑者Xの献身」映画&原作について

容疑者Xの献身 

さて大変遅ればせながら、話題作?ガリレオ・シリーズの映画容疑者Xの献身を観に行ってきた。今日は一日、1000円で映画が見れる日だから。

え~と、私は現時点で原作(文庫に限らず単行本になっているモノも含めて)はすべて読んでますが、TVシリーズは観ていません。という前提で。

結論から言えば、原作モノをたいへん良く映画にしましたね、という感じかな。福山雅治堤真一心理的?対決シーンを冬山に設定したのは映像的には良いかも知れないけど、「やりすぎ」な感じがしたし、映画のエンディングは原作と同じく堤真一の慟哭ですぱっと終わって欲しかったし、柴咲コウの歌うエンディングの曲がひどかったという3点を除き、かなり満足しました。

というか、これ、原作の「容疑者Xの献身」自体が非常に感動的かつ推理小説として非凡な話なんで、わざわざ映画を観る必要があるのかどうなのか・・・原作を読んでいるから登場人物の内面的なことが分かるから私は満足したけど、原作読んでなければ良く分からん映画なのかも知れない・・・という感じがぬぐえなくもないですな。これはこの映画の問題だけじゃなくてすべての原作モノの映画で言えることかも知れないけど。

原作の文庫本は660円(税込)。どちらか選べと言われれば間違いなく文庫本を選ぶでしょう。映画の通常料金(1800円)の半額以下で、より感動的です。